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安田さん、渡辺さん 拘束時の状況語る
会見で笑顔を見せる今井さん(左)と渡辺さん=ヨルダン・アンマンで18日午後5時13分、加古信志写す
2人によると、拘束された4日間に民家3カ所、学校のような施設1カ所の計4カ所を目隠しして移動させられた。食事は鶏肉やライス、トマトやヨーグルトなどを1日3回、武装グループと一緒に食べたという。この間に見かけた武装グループは、実行犯を含めて約50人に上った。銃を持った成人男性から5歳程度の子供までいる部族集団だったという。銃を持った若い男には「お前はFBIかCIAか、アメリカと一緒に働いているのか。そうなら殺す」と詰問され、スパイ容疑をかけられたと感じたという。武装グループは銃の安全装置を外すこともあったという。
会見で安田さんは「大勢の方が心配してくれた。お礼とおわびをしたい」と頭を下げた。渡辺さんは「現地に入る際、十分な準備がなく、責任を感じている」と話した。
渡辺さんは拘束について「自分はイラクの人々のために活動しているが、日本政府が自衛隊を派遣したことで、こういう目に遭うのは複雑な思いだ」とも語った。
今後のイラク入りについて安田さんは「現段階では考えていない」と述べ、渡辺さんは「出来ればイラクに残りたいと考えたが『今の状況ではムリだ』と日本大使館職員に言われた。現在のところ入ることは不可能です」と述べた。
◇ ◇
この日昼、渡辺さんから、所属する市民団体「米兵・自衛官人権ホットライン」事務所(東京都中野区)に電話がかかった。事務局次長の片岡顕二さんによると、渡辺さんは「皆に迷惑をかけた。心配をかけたことは申し訳ない」と言いつつも、「『ごめんなさい』とは言わない」などと、自らの信念に基づいた行動であることを語ったという。
一方、安田さんの父英昭さん(64)は18日、埼玉県入間市の自宅前で会見し「安田さんがもう一度イラクに行きたいと言った場合どうするか」との質問に、「とんでもない、やめろと言います」と答えた。
毎日新聞 2004年4月19日 1時41分