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以下転載。
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040415
■ 報道管制とテレビメデイアが作るバーチャルリアリティ
(略)政府の自粛要請についてはウラがとれなかったのでほんとなのかなと疑問を持っていました。
…のですが、ビデオニュース・ドットコムの丸激トーク・オン・デマンドで宮台氏が自粛要請についての情報を言っていたので、仮に情報源が複数だとすると、報道管制疑惑は真実だった可能性が高くなりそうです。
おそらくなんらかの圧力があった、と考えるべきなのでしょう。
=〔引用〕=
ビデオニュース・ドットコム/丸激トーク・オン・デマンド
第159回 [4月9日収録] 小泉政権の人質事件への対応は正しいのか
http://www.videonews.com/
映像(無料プレビュー版)
http://www.videonews.com/asx/marugeki_pre.asx
宮台真司:どうみても事態を小さく小さく見せようとしているのは明かで、これはある筋からの情報ですが、首相官邸からメディア各社に対し、つまり記者クラブ加盟各社に対し、そこは報じるなとどうも言っているらしいのですね。
しかしだとすると、もし三人が惨殺され、そのあといったい誰の責任かということが問題になる時に、そのようにいわばマイルド化された情報を流すことによって世論を操作しようとした、首相官邸はともかくとして、メディアの責任がやはり問われる可能性があるので、今日はぼくは一部メディアの人間に対して保身をはかるんだったらたいがいにしたほうがいいぞと(笑)言っておきましたけれども、そこが気になるところですよね。
=〔以上、引用〕=
メディアの責任がやはり問われる可能性ですが、もうひとつの可能性としては、メディアが自分の責任を回避するため、護送船団にしてしまえと。
つまり、みんなで危ない橋を渡れば怖く無いと、みんなで殺せば殺人にはならないんだと、ダイエーや長銀のようにみんながひとつに一体化して大きくまとまれば、責任があっても責任を問われないんだ、ということにしてしまう可能性もありそうな気がします。
近い将来起りそうなシナリオとしては、護送船団になることを許さない少数派、みんなで危ない橋を渡らせない少数派、オレは殺人者になりたくないと殺すのを拒否する少数派、みんながひとつに一体化して大きくまとまることを拒否する少数派を非難し、攻撃し、非難、いやがらせ、デマ、虚偽などの手練手管を使って少数派を排除し、少数派を排除することによって一体化を実現しようとする多数派の工作が発生するかもしれません。
具体的には、目の上のタンコブだったTBSがまたなにか不祥事を起して、というか起させられて、一斉に各所からバッシングが発生し、世論がTBS憎しになり、そうした世論に後押しされるフリをしながら自ら積極的にTBSを非難攻撃し、TBSの報道番組が潰れていっきに報道管制に歯止めがかからなくなって大本営状態になるっていうイヤなシナリオが想像できます。
とまあ以上の想像は予言に近いのでこれぐらいにしておきますが、そもそもテレビメディアや記者クラブやらに情報のソースが集中し、経営的多様性が失われていること自体が背景にある問題なので、マスメディア集中排除を徹底して実現し、市民が管制情報ソースから独立した取材メディアを共有しない限り、どうしようもないという気もします。
放送免許の問題とか、クロスオーナーシップとか、新聞販売流通の独占とか、記者クラブ制度とか、再販規制とか、記者特権の問題とか、新聞社の株式保有特権の問題とか、マスメディア自体に多くの構造問題があり、且つ、マスメディア自身でそれを改革できないということになると、政府にまるごと管理されて潰れてしまえ!なにもかも潰れて無くなった状態から最初からやり直せ!と言いたくもなります。
以前はメディアが潰れたら権力を監視する者が誰もいなくなってしまうという危機感があったのですが、これだけ権力との一体化がすすむと、政治からメディアを分離独立させて監視させるということに徒労感ばかりがつのるので、もう権力ごと潰れていいのかもしれないなぁと私は思い始めていて、正直、迷っています。
まあそういう迷いもあって、近い将来、権力と一体化したメディアが潰れた時の事前準備を、いまからインターネットとかで活動を始めておく必要があるなぁとも感じています。