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米軍、ナジャフ付近でシーア派60名を殺害」その他(エル・パイスより)
4月28日午前のエル・パイス紙(電子版)からです。見出しと簡単な内容だけですが。
●『米軍、ナジャフ付近でシーア派反乱者60名を殺害』
米軍総司令官マーク・キミットによると、米軍は57名の反乱者を、月曜日から火曜日にかけての夜、ナジャフ近郊のクファの周辺で、短いが集中した戦闘で殺害した。キミットは、米軍は被害をこうむらなかった、と言ったが、バグダッドのサドル市での襲撃では米兵1名が死亡した。米軍は、このクファでの襲撃を起こしたのは、シーア派のリーダーであるムクタダ・サドル師が率いるマフディー軍のメンバーである、と信じている。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040428elpepiint_1&type=Tes&anchor=elpepiint
スペイン軍は昨日でナジャフからの撤退を完了しました。米軍にとって見ればスペイン軍や中南米軍は「足手まとい」で、今から本格的なナジャフ攻勢をかける、ということなのでしょうか。まあそりゃ、確かに、「イラクの虫けらを叩きつぶせ」と意気込むアメリカ軍に比べて、「何で俺達、アメ公の手下になってイラク人を殺さなきゃいけないんだろう」と心の底で疑問を持っているスペイン軍では、たいした戦闘能力を発揮できないかもしれませんから。
●『サパテロ、5月27日には一人のスペイン兵もイラクに残っていないだろう』
欧州議会議員選挙の行われる5月27日には、「イラク領内には一人のスペイン兵も残っていないだろう」。これがホセ・ルイス・サパテロが、イラクからの撤退に関して、昨日下院議会での最初の討論の際に述べた予想である。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040428elpepinac_1&type=Tes&anchor=elpepiesp
欧州議会選挙に合わせて撤退計画を完了させる、とは、欧州内部での大勢をこのスペインの行動で決定付けよう、という意図があるようです。現在人質問題でゆれるイタリアに対する影響も大きいでしょう。ただし、何度もお知らせしますが、これらの一連のスペインの行動は、恐らく米国もすべて了解済みのことのはずです。彼らが今後に関してどのようなグランド・デザインを描いているのか、もう少し不明確なところがありますので、断定はしませんが。
●『マドリッド3.11は「テロに対する心配」を急増させる(CIS調査)』
最新のCIS(社会統計センター:国立)の調査結果によると、国民の「テロに対する心配」が非常に高まっている。この調査は選挙の次の週(3月15日〜21日)、つまり3.11事件のすぐ後で行われたものである。2002年の9月以来、失業が第一の心配であり、テロは第2位だった。そして2001年の7月以来ではこれほど高いレベルで一つの心配が取り上げられたことは無い。実に77%がテロを市民生活を脅かすこの国の問題だ、と答えたのである。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040428elpepinac_12&type=Tes&anchor=elpepiesp
確かにマドリッドの3.11爆破事件の次の週の調査では、そうなるに決まっていますが、次以降ではどうでしょうね。昨日、今年の1月から3月までの失業者数が急激に増加し、失業率が11%を超えたことがテレビニュースで報道されました。また、3.11の捜査の胡散臭さもそろそろスペイン国民の直感でとらえられているはずです。ただ、スペイン人はもう30年以上もETAのテロに曝されており、いつの調査でも上位に「テロへの心配」があげられています。言ってみれば、変な表現ですが、「テロ」とは付き合い慣れているわけで、次第に、25%から30%のラインに落ち着いていくのではないでしょうか。ただし、もう1回変な謀略が働かされれば別ですが。