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(回答先: マッサージ好きの柏村武昭、SARS視察バンコク漫遊旅行 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 4 月 27 日 17:18:46)
April 28, 2004
元人質を「反日的分子」と言った元アナウンサー議員
26日の毎日新聞によると、自民党の柏村武昭参院議員が、26日の参院決算委員会で、イラクの日本人人質事件について「反日的分子のために数十億円もの血税を用いることに強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない」と述べた。
また柏村氏は「それぞれの意思で危険な国に出かけて行って武装勢力に捕まった。これ自体が明らかに反国家的」と指摘。事件によって「国会開会中に官邸の機能が妨害、寸断されたわけで、言ってみれば公務執行妨害的なところもある」などと述べた。
(MSN毎日の該当記事)
【論評】 この件で閣僚や政治家の不見識発言を取り上げるのは、もううんざりだと私も思うのだが、見過ごせないのは、この人物の経歴だ。
本人の公式ページなどによると、柏村氏は中国放送のアナウンサーからフリーのタレントとして独立、「お笑いマンガ道場」(中京テレビ)の司会などを経て、01年7月の参院選(広島選挙区)で初当選した。
「ジャーナリズム」に携わっていた(はずの)者が、ジャーナリストに向かって、取材活動中に事件に巻き込まれたことを指して「反日的」と言ったのだ。真実の追究よりも自らのドグマに閉じこもる人間を代表する発言といえる。
日本のマスコミ業界が、たまたまこういう人間を政界に送り込んだのか、それとも、かなりのマスコミ関係者が彼と気分を共有しているのか。
本人のHPには、自らの「信条」の一つとして「NPO活動の育成 −善意の心を生かそう−」とある。これを読んで「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉を思い出した。地獄への道を舗装してくれたのはもちろん、助かった五人ではなく、柏村議員(と、彼に賛意を示した追随者)のほうだ。この場合の「地獄」とは、60年前の日本と同じ狂信的国家主義のことだ。
今後、柏村議員の「信条」には「政府の方針に従わない者は“反日的分子”とみなす」という但し書きが付いているものと見なすべきだろう。
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