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【カイロ=柳沢亨之】シリアの首都ダマスカス西部で27日夜(日本時間28日未明)、武装集団と警官隊の銃撃戦が発生し、AP通信などによると、犯人側2人と警官1人を含む計4人が死亡した。
現場は在外公館などが集まる地区で、国連関連施設もロケット弾などで攻撃された。犯人像は不明だが、今回の事件は、治安機関に支えられた警察国家シリアでは極めて異例だ。
ダマスカスの消息筋などによると、武装集団側は自動小銃や手りゅう弾、ロケット弾などで、現場周辺を警戒中の警官隊を攻撃。交戦は約1時間に及び、犯人と警官のほか、民間人女性1人も犠牲になった。犯人側は、ゴラン高原の国連兵力引き渡し監視軍(UNDOF)が以前使用していた建物も攻撃。AFP通信によると、近くのカナダ大使館の一部も被害を受けたが、いずれも負傷者はいないという。
今回の事件を、シリア国営通信は「テロリスト」の攻撃と伝えているが、犯行目的や犯人像は不明。シリアは、パレスチナの武装集団を支援し米国から「テロ支援国家」と非難される一方、イスラム勢力とは伝統的に敵対関係にある。国際テロ組織アル・カーイダに関する情報を米国側に提供しており、駐米シリア大使は事件後の米CNNテレビの取材に、「我々の敵は(米国と)同じだ」と語り、アル・カーイダによる犯行の可能性を示唆した。
[4月28日10時46分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000102-yom-int