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「ファル―ジャ攻防戦」とは何だったのか 投稿者:ueda 投稿日: 4月18日(日)12時17分41秒
こんにちは、皆さん、植田です。
(略)
竹村健一氏と、サンデー・プロジェクトを通してみていると、どうやらこんなことではないか、と思えてきました。人質3人問題です。
今回の人質事件の背景は、アメリカ軍のファル―ジャ攻撃がある。
で、アメリカ軍がここを攻撃したのは、アメリカ人の民間人が殺された後、見せしめのために橋の欄干に吊るされ、それが全米のテレビの画面に流されたので、ブッシュ大統領がアメリカ有権者の支持率を気にして攻撃に踏み切らざるを得なかった。偶発的な事態であり、ブッシュ政権としては予期しない事態だった、と。
それと、ファル―ジャとは、旧イラク政権の残党が多く住み着いている地域であり、ここをアメリカ軍が攻撃したことから、アメリカに白紙状態だった土地の住民たちもも攻撃の巻き添えを食らって反米になってしまった、と。
それと、サドル氏要因。アメリカ側から見たら、あまり求心力のある人ではなかった、と。
で、誘拐された日本人の3人は、これまでの日本人とイラク国民のつながりとの絆があり、厚遇された、と。これはクベイシ師自身が田原総一郎氏との電話会談で述べていました。
さて、次の話題が、主権委譲。
ブレア・ブッシュ会談で、国連の役割を認めないと米英主導では行き詰まりに達したようです。
ここでは、藤田幸久・民主党の発言が面白かったです。米英が国連よりになった意味は、国連という名目にすると、トルコなどのイスラム圏の国も活動できやすくなるから、と。
あとは議論が細かすぎて、私にはどうでもいいなあ、と思いました。頭が疲れるだけです。
田原総一郎氏のダナ・ディロン氏への質問も面白かったです。ヘリテージ財団の上級研究員とのことです。この人は、「軍事力」の観点からのみ判断をしていました。国連には力がない、と。
ま、以上の問題を整理するとこういうことでしょうか。
6月末の主権委譲問題は、ひたすらブッシュ大統領の再選への選挙政策であり、変更なし。
6月以降は、アメリカの石油の利権さえ確保できれば、あとは、イラク人どうしの内戦でもなんでもかってにやってくれ、と。
で、国連の名目で各国の部隊が軍隊を派遣してイラク国内の治安維持を管理してくれればそれにこしたことはない、と。
ま、結局のところ、ブッシュ政権の再選戦略に全世界が振り回されているわけです。
これを拒めるのは、ケリー候補だけです。ロシアもフランスも、なんにも影響力がない実状のようです。ディロン氏によると、「フランス? 必要ないよ」。でした。
さて、ニュークさんの情報はこれからですが、国内では進まない小泉構造改革が、アメリカ要因を通すと、第二の敗戦のあとの、第二の占領のようです。
これをどう見るか、でしょう。
日本人自身ではレジーム・チェンジが進まないので、ここはアメリカが日本国民に代わって、第一次占領軍が遣り残した構造改革をすすめてやろう、と。
そんな感じがします。
http://8311.teacup.com/yuta/bbs