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(回答先: ブレア首相の中東政策を批判=元外交官52人が異例の書簡(時事通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 4 月 27 日 01:33:45)
イギリス Channel 4 News によれば、このように外交官が一緒になって反対を表明するのはイーデン首相によるスエズ侵攻(1956)以来とのことです。
http://www.channel4.com/news/2004/04/week_4/26_iraq2.html
この時、スエズ運河を国有化するというエジプトに対して起こした奪還計画は失敗に終わります。中公文庫『世界の歴史16』P.451から引用しますと、
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このスエズ侵入の企ては第二次大戦の直前、ナチスとの妥協を排して大義を守ったイーデンにとっては、まさに自殺的行為だった。世間にはスエズの戦争はソ連の中東侵入計画を防ぐためのものであったという弁護論もあるが、とにかくイーデンの頑固のかたまりがひきおこした気違い沙汰であった。外務担当の国務相アンソニー=ナッティングは、こんな狂気には責任を分かてないと辞表をイーデンに提出した。ついにイギリスに大損害をあたえてイーデンは、翌57年1月初め挂冠しなくてはならなくなった。
スエズ戦争の意義は大きい。スエズ戦争以後の英・仏両国は、いかにも世界の大勢を動かす大国の神通力を失なってしまった。
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後年 ブレアには どのような歴史的評価がなされるでしょうか?