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JVCイラク緊急対応
ファルージャ緊急支援のおねがい
2004/4/15掲載 2004/4/20更新
http://www1.jca.apc.org/jvc/jp/notice/notice20040415_foriraq.html
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イラク事業担当: 佐藤真紀
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4月5日、バグダッド西部ファルージャで始まった米軍による大規模攻撃により、多くの子供たちも含め1000人を超す一般市民が被害に遭っています。多くの人々が戦火のファルージャからバグダッドに逃れ、最低限の食糧・医療もままならない避難生活を送っています。
4月7日、イラク国内で活動するNGOの協議体NCCI(*1)は、被災者に対する緊急支援を開始しました。支援は、戦闘に巻き込まれ傷ついた人々への医療支援と、避難生活を余儀なくされている人々に対する食料配給が中心となります。
NCCIのメンバーとして、日本国際ボランティアセンター(JVC)もこの緊急支援に参加します。現地の状況、ニーズ、緊急性を鑑みた上でのできうる限りの支援を、地元関係者との協議を経て行う予定です。ぜひとも下記支援内容にご賛同いただき、ご協力いただきたく存じます。
■ 支援内容 ■ (4/20更新)
対象 避難民家族 925世帯(約5700人)
(ファルージャで被害に遭い、バグダッドに避難してきた家族)
配給所 バグダッド西南部のモスク
(アル・サファ地区、ハタム・サドゥン地区、アーメド・ムクタール地区)
物資 ■アル・サファ地区:
米 3000Kg=$1034
砂糖 3000Kg=$1034
小麦粉 3000Kg= $310
食用油 1200L=$1241
トマトペースト 600缶=$372
せっけん 600個=$41
洗剤 500Kg=$345
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計 $4379
■アーメド・ムクタール地区:
米 500Kg=$172
砂糖 500Kg=$172
小麦粉 500Kg= $52
食用油 200L=$207
豆 1500Kg=$517
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計 $1121
■ハタム・サドゥン地区:
衣服およびヴェール(女性用) 400名分=$2206
衣服(男性用) 250名分=$1724
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計 $3931
≪明細と合計の誤差は四捨五入のためです≫
合計 $9431
この支援活動に、一般の方からのご協力をお願いしております。
郵便振替: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
通信欄: 『イラク』とお書きください。
*1・NCCI:イラクにおけるNGO協議体(NGO Coordination Committee in Iraq) :112のNGOが加盟(フランス、ドイツ、アメリカ、イタリア、イギリス、日本など)。治安分析をはじめ、医療、教育など各分野別の支援事業の団体間調整、またCPAとの折衝窓口として機能している。事務局長はフランスのNGO、Premier Urgenceのフィリップ・シュナイダー氏。
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※ 故奥大使による、JVC(日本ボランティアセンター)言及
イラク便り
〜頑張れ日本のNGO!〜
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/staff/iraq/20030511.html
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平成15年5月11日(日)
在英国大使館 奥参事官
(CPAを通じた人的協力に参画中)
頑張れ日本のNGO!
復興支援を行っていく上で、NGO(非政府組織)の役割はとても大きいものがあります。NGOによる支援活動はイラク国内での戦闘行為が収束する以前から始まっていたようです。まだ、ORHAがクウェートに設置されていた頃から、クウェートにあるHOC(人道活動センター)というところで、イラク国内の人道支援に関する情報交換が行われていたのですが、既にSave the Children FundやNorwegian ChurchといったNGOがウンム・カスルやバスラに入って活動していました。
日本のNGOも負けていないようです。ピース・ウィンズ・ジャパンは湾岸戦争の時から北イラクを中心に広く活動を展開していると聞いていますし、私がバグダッドに移ってからもJENやJVC(日本ボランティアセンター)、ジャパン・プラット・フォームといった、NGOの方々ともお会いする機会がありました。みな、電気や水が供給されにくい状況の下で頑張っています。
日本政府は、イラクへの緊急人道支援の一環として、草の根無償協力資金などでNGOの活動を直接支援することだけでなく、UNICEF(国連児童基金)やUNDP(国連開発計画)などの国連機関を通じた日本政府の支援に日本のNGOが参加を得ることも考えています。例えば、UNICEFが計画している「学校に帰ろう」(Back to School)プロジェクトでは、文房具をイラクの子供達に配布したり、衛生状況の悪い学校のトイレや水飲み場を改良していくことになっていますが、ここに日本のNGOの参加も得て、UNICEFのイラク人スタッフと一緒になって、学校の再建に協力することが出来れば素晴らしいことでしょう。そのような姿を見て、日本の若者が新たにNGOの活動に参加しようとするでしょう。今回の戦争を機に、日本のNGO活動という木が一段と大きくなっていくのが目に見えるようです。
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