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「日刊ゲンダイ4・17」9面の「大新聞・TVが伝えない「泥沼イラク」の真相」 浜田和幸 <緊急連載 >」より:
見出し:「同盟国の「人質」にも無関心のブッシュ能天気」
「「週休4日」の優雅な最高指揮官」
記事内容:
「 ブッシュ大統領は現在、ある記録を更新中だ。ひとつはホワイトハウスを留守にする時間が長いこと。大統領就任以来、実に240日間を小泉首相もお泊りになったテキサス州クロフォードの自宅で過ごしている。それ以外のときも、メーン州にあるブッシュ家の別荘やキャンプデービッドの山荘で100日ほど休暇を取った。これまで執務時間を調べると「週休4日」の計算になる。テロとの戦いやアフガニスタン、イラクでの戦争が激化するなか、とても最高指揮官とは思えない優雅な暮らしぶりである。先週末も復活祭の休暇をしっかり家族とともにテキサスでエンジョイしたブッシュ大統領。日本など各国の民間人が人質に取られていることなどまったく気にかけていない様子である。それが証拠に、「イラク情勢は大いに前進している。一層安全になってきた」と能天気な発言を繰り返している。
もう一つの記録更新は戦費。イラク戦争遂行のためアメリカは1時間当たり500万ドル(5億円強)を使っている。「すべてを破壊すれば再建も楽だ」というわけだ。この無神経な言動に、ブッシュ陣営の中にも怒りをあらわにするスタッフが出ている。ホワイトハウスのテロ対策担当のクラーク部長をはじめ、10人ほどの担当官が辞表をたたきつけた。こうした足並みの乱れが外に漏れないよう、ブッシュ政権は一方で報道規制を強めている。そのためか、アメリカ発のニュースは「アメリカ主導のイラク統治は順調に進んでいる。一部に抵抗勢力が残っているが、6月末までに予定通りイラク人への政権移譲が行われる」といった“大本営発表”ばかりだ。
しかし、アメリカが立ち上げたイラク統治評議会のメンバー25人の大半は、誘拐や暗殺を恐れて国外に脱出して不在。残るメンバーもアメリカ軍のファルージャ虐殺に抗議して辞任を表明している。ブレマーCPA代表にクビにされたイラク暫定内閣のパドラン内務大臣はすでにヨルダンに亡命し、イラク人職員の多くも抗議のストライキ中で、まさに無政府状態である。あとはCIAが連れてきたチャラビ議長を受け皿にするしかないが、彼には犯罪歴もあり黒いウワサが絶えない。これでは、イラク人が納得する政権などまったく不可能である。アメリカの軍事力による長期支配、第2のベトナム化は避けられなくなった。 (つづく)」
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★ 「ファルージャの虐殺」を考えれば、「すべてを破壊すれば再建も楽だ」の対象には“将来抵抗しそうな戦闘能力者”も含まれているのかもしれない。
グチはやめておくことにする。