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こーいう事をするから、信頼を失うのです
日本政府関係者は今回の解放に関連し、
「交渉は協会が窓口となった。３人は何カ所か移動したようだ」と語った。
近く解放されるとの情報は近隣国外相から１４日に伝えられていたという。
http://www.sankei.co.jp/news/040415/kok109.htm
(注・家族３人が帰郷したのは15日夜)
本文ここから
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人質３邦人解放 バグダッドで保護 健康状態は良好
【バグダッド＝藤本欣也】イラクで武装勢力に拉致されて人質になっていた日本人３
人が１５日、首都バグダッドで無事、解放された。日本政府もこれを確認した。３人と
も健康状態は良好とされ、邦人を拘束し当初、イラク復興支援活動に当たる自衛隊の撤
退という要求を突き付けた異例の事件はこれで発覚から１週間ぶりに全面解決した。日
本政府は今後、首都西方で誘拐されたとみられるほかの邦人２人の情報確認に全力を挙
げる。
カタールの衛星テレビ局、アルジャジーラは１５日午後、イラクのイスラム教スンニ
派法学者の団体、「イラク・ムスリム・ウラマー協会」の関係者が人質３人の引き渡し
を受けたと伝えた。
アルジャジーラは速報に続き、定時ニュースで首都の同協会本部に保護された３人の
映像を放映。３人が、人質となっていた写真ジャーナリストの郡山総一郎さん（３２）
＝東京都杉並区▽市民団体代表の今井紀明さん（１８）＝札幌市西区▽ボランティア活
動をしている高遠菜穂子さん（３４）＝北海道千歳市−と分かった。
３人は元気な様子で、協会の職員と話したり、振る舞われたオレンジジュースなどを
飲んだりする姿が映し出された。
人質問題の窓口となった協会幹部、クベイシ師が産経新聞に明かしたところによると
、解放の連絡が入ったのは１５日午前零時半（日本時間同５時半）ごろ。匿名電話で「
聖戦士旅団は今日、アメリヤ地区で３人を引き渡す」と伝えてきた。
同地区のある場所で午後になって、覆面姿の３人が邦人３人を連れてきて同師に引き
渡した。師はその後、３人を近くのクベイシ・モスクに連れて行き、「解放されました
よ」と声をかけた。郡山さんと今井さんは大喜びし、高遠さんは泣き崩れたという。
その後、バグダッドの日本大使館に連絡し、３時半ごろ館員に引き渡したという。
同協会によると、犯人グループは解放に際し自衛隊撤退を求める一方で新たな人質に
対しては殺害も辞さないと示唆する声明を３人に託した。
日本政府関係者は今回の解放に関連し、「交渉は協会が窓口となった。３人は何カ所
か移動したようだ」と語った。近く解放されるとの情報は近隣国外相から１４日に伝え
られていたという。
今回の事件は８日、「サラヤ・ムジャヒディン（聖戦士旅団）」を名乗る武装グルー
プが３人を拘束している映像を収めたビデオをアルジャジーラなどに送り付けてきて発
生が確認された。
政府はこれを受け、米政府やイラクの連合軍暫定当局（ＣＰＡ）などに人質救出への
支援を要請する一方、「テロリストの脅しに乗ってはいけない」（小泉純一郎首相）と
陸自を撤退させない方針を繰り返し表明してきた。
３人は６日夜にバグダッドに向けアンマンをタクシーで出発。イラク中部ファルージ
ャ近郊にある高速道路を迂回（うかい）する道で７日、武装グループに拘束された可能
性が強まっていた。
◇
≪イラク邦人人質事件ドキュメント≫
【８日】
１８時２０分 カタールの衛星テレビ、アルジャジーラから外務省に「３人が拘束さ
れた映像があるので放映する」と一報
１８・４０ 小泉純一郎首相が一報を受ける
１９・１０ 首相官邸に人質事件官邸対策室設置
２１・００ アルジャジーラが人質３人の模様を放映。「３日以内に自衛隊が撤退し
なければ殺害」と武装グループ
【９日】
１１・１０すぎ ３人の家族が上京し外務省に到着
１１・３５ 小泉首相が記者団に「（撤退させる考えは）ありません」
１４・３０ 家族が北海道東京事務所で会見。小泉首相との面会や自衛隊撤退を訴え
【１０日】
８・３０すぎ 首相特使の逢沢一郎外務副大臣がヨルダンのアンマン到着
９・４５ 政府がアンマンの日本大使館に現地対策本部設置
２２・３０ごろ アルジャジーラが家族とのインタビューを放映
【１１日】
２・４０ごろ アルジャジーラが「３人を２４時間以内に解放する」との武装グルー
プの声明報道
７・５０ 川口外相が「解放の確証があるのか」との記者団の問いに「複数のソース
から」
１４・１８ 家族が泣いて「本当に戻ってくるのでしょうか」
１５・５０ 家族が記者団に「希望的観測の持てる情報に期待している」
１７・２５ 家族が内閣府で、無事解放を求める約１５万人分の署名を提出
２０・３５ ３日間の期限切れを前に家族らが会見。「助けてください」
２１・００ 武装グループが要求した自衛隊の撤退期限
２２・１５ 福田康夫官房長官が、官邸で記者団に対し「身柄保護の状況には至って
いない」
【１２日】
未明 日本政府関係者が３人は安全でファルージャ付近にいると言明
８・００ 外務省の対策本部会合。登庁した幹部は「忍の一字だ」
９・００ 家族が会見し「もうどこかで解放されていると望んでいる」
１０・４５ 福田官房長官が「無事と判断してもいい時期もあったが、今は確認でき
ていない」
１１・２０ 小泉首相が米国のチェイニー副大統領と会談。副大統領は記者団に「首
相の取った対応を全面的に支持する」
１５・００すぎ 「人質が解放される」との未確認情報が関係者の間に流れる
１６・００すぎ 逢沢副大臣がアンマンでの会見で、人質解放の情報に「接していな
い」と否定
１６・４８ 外務省の竹内行夫事務次官が会見で、退避勧告の出ていたイラクに入っ
た人質３人の行動に疑問を呈し「邦人保護には限界がある」
【１３日】
１０・３０ 天皇陛下がチェイニー米副大統領と会見。「一刻も早く無事に解放され
ることを願っています」と述べる
１６・５０ 家族が各党本部などを回り、救出に向けた要望書を提出
【１４日】
夜 バグダッド郊外で日本人２人が何者かに誘拐されたとの電子メールが日本のＮＧ
Ｏ関係者に届いた。
【１５日】
午前１時ごろ 外務省関係者が「イラクで日本人拘束の情報」と述べる
２・４０ バグダッドのアパートにフリージャーナリスト安田純平さん、渡辺修孝さ
んが戻っていないことが判明
１６・０５ 福田康夫官房長官が会見で２人の拉致情報について「確認中。事実とす
れば救出に全力を挙げる」
２０・４０すぎ カタールの衛星テレビ、アルジャジーラが「３人を解放」と速報
２０・４３ ＮＨＫなどテレビ各局がテロップで速報
２１・００前 「３人はバグダッドの日本大使館で引き取ることになっている」と自
民党幹部
２１・０４ アルジャジーラが、泣きじゃくる高遠菜穂子さんら解放された３人の姿
を放映
（時間は日本時間）
(04/16 02:35)
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。