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(回答先: ヨルリン・ウリ党が勝利 過半数確保 [朝鮮日報]【日本共産党より左派の民主労働党が民主党より多い10議席】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 16 日 03:32:49)
【ソウル堀山明子】盧武鉉(ノムヒョン)大統領の弾劾の是非が焦点となる韓国総選挙は15日、投開票された。与党・開かれたウリ党(ウリ党)が首都圏を中心に議席を伸ばし、改選前の49議席から、全299議席の過半数150議席を超える勢いで、第1党の座を獲得した。最大野党のハンナラ党は地盤の南東部・慶尚道などで議席を確保したが、改選前の137議席を減らした。ウリ党の鄭東泳(チョンドンヨン)議長は「国民が盧大統領を政治的に再信任したと解釈すべきだ」と主張、盧大統領の復権に向け攻勢をかける姿勢を示した。弾劾反対のウリ党が大勝したことで、来月にも予想される憲法裁判所の審判は、盧大統領に有利に傾くとの見方が有力だ。
KBS(韓国放送公社)の16日午前1時現在の選挙速報によると、243の小選挙区と比例区(定数56)を合わせた予想獲得議席数は、ウリ党152▽ハンナラ党121▽民主労働党10▽新千年民主党(民主党)9▽自由民主連合(自民連)4▽その他、無所属3。
弾劾に賛成した民主党は、改選前の61議席から激減した。労働組合を支持母体とし、弾劾に反対した民主労働党が初の国会議席を確保した。
中央選挙管理委員会の発表によると、暫定投票率は59.9%で、過去最低を記録した前回総選挙(00年)の57.2%を若干上回った。
◇盧大統領、「復権」へ道筋
15日投開票の韓国総選挙で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の与党・開かれたウリ党が、大幅に議席を増やし第1党の座を獲得したことで、野党の弾劾訴追案可決で権限停止中の盧大統領は、第1の難関を越えた。残るハードルは、憲法裁判所での弾劾裁判だ。大統領を弾劾するか否かの判決は、5月下旬にも言い渡される予定だが、弾劾訴追案は弾劾事由としては弱いという見方が法曹界に広まっている。ウリ党勝利によって、盧大統領は「復権」への道筋を確かなものにした。
盧大統領は15日午前7時、妻の権良淑(クォン・ヤンスク)さんと一緒にソウル市内で投票した。野党が弾劾案を可決した3月12日以来、大統領権限を停止されている盧大統領は、青瓦台(大統領官邸)の公邸で、静かに過ごした。スーツ姿の盧大統領は血色が良く「久しぶりの外出だ」と代表取材の記者に声をかけた。
盧大統領は、投票を4日後に控えた11日にも、韓国人記者団に「春来、不似春」と心境を吐露している。「春は来たが、春を感じられない」という意味で「私が春を迎えるためには、二つの審判を経なければならない」と付け加えた。
二つの審判とは、総選挙と憲法裁判所の判決のことで、その二つが、任期5年のうち、まだ1年余りしかたっていない盧大統領の政治生命を決めるものだ。
国会に弾劾案が提出された時、韓国国民は不安感でいっぱいだった。野党はそんな国民感情を無視して、弾劾案を強行可決した。こうした政治手法が「横暴」と国民の目に映り、ウリ党に同情票が上乗せされた。
総選挙でのウリ党の勝利は、競争相手の失策によるところが大きい。とはいえ、盧大統領は、ウリ党が勝利したことで「大統領として信任を得た」と主張することができる環境にはなった。
ウリ党勝利で国会に「数の力」を持つ与党が誕生する。だが憲法裁判所の審判というハードルも越えて、盧大統領が復権したとしても、与野党のしこりは残る。国民はこの1年間、政争に振り回された。多くの国民が、弾劾に反対したのは、盧大統領を支持していたからではない。「もう政争はうんざりだ」という消極的支持だったことも今回選挙は浮き彫りにした。【ソウル堀信一郎】
毎日新聞 2004年4月15日 22時25分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040416k0000m030107000c.html