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イラクの「保護者」たちは3人を無事に解放する意志があるとは思っていたが、イラクの情勢を考えると不測の事態を拭い去ることはできなかったので、とりあえずほっとしている。
もちろん、いろいろな憶測から、家族のもとにきちんと帰りつくまで安心はできないと思っている。
今回の事件で何より喜ばしいのは、イラクの人たちの多くが日本の政府と国民は“別人格”だと判断してくれただろうと思えることだ。
解放を伝えたアルジャジーラも、「国民はデモをして3人の救出を訴えたが、政府はそれを拒絶した」と説明していた。
イラクの人たちは、多くの日本人はイラクのことを真に思いそのために活動してくれているが、日本政府は、米国に追随してイラクに敵対するのみならず、「ファルジャー虐殺」にも冷淡で自国民の生命と安全さえ一顧だにしないとんでもない連中だと受け止めたはずだ。
そのような日本観をイラクの人たちに醸成してくれた3人に心より感謝したい。