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ついに登場、ビン・ラディン!(エル・パイスから):役者やのー(ちょっと古かったかな)
本日の朝のスペインのTVニュースは、上へ下への大騒動。あの或ル怪ダの御大将ビン・ラディンが、3.11にからんで月光仮面よろしくご登場になったわけです。そして同時にエル・パイスの紙面では、フランスの某哲学者が「3.11の教訓はテロリストがアメリカに対してではなくヨーロッパに集中しているということだ。」という発言をしたことが報道され、否が応でも「対テロ戦争戦時体制」構築へ向けて走らざるを得ないように、世論操作が徹底してきました。どいつもこいつも、役者やのー(ちと古かったかな)。
エル・パイス電子版(4月15日)より
●『ビン・ラディン:3.11はイラク・アフガニスタン・パレスチナへのスペインの行動に対する懲罰である』
ドバイに本社のあるアラブの衛星テレビ網アル・アラビーヤは、テロリスト網の首領オサマ・ビン・ラディンの声の録音を、本日の番組で紹介し放映した。アル・カイダは、3.11の爆破は「イラク、アフガニスタン、パレスチナへの行動」に対する一つの懲罰である」と断言している。またこの声明では、アル・ジャジーラのようなアラブの他の放送局も同時に受け取ったものだが、このサウジアラビアの大富豪は、「イスラム教徒たちを攻撃しない」条件でヨーロッパとの「和平」を提案しており、また、パレスチナのアーメド・ヤシン師の暗殺への報復を必ず行う、としている。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?d_date=&xref=20040415elpepuint_2&type=Tes&anchor=elpporint
アメリカでも、結局「ビン・ラディンが9.11の主犯だ」ということに落ち着きそうですが(ブッシュ政権の命運がどう転んでも)、3.11も「やっぱりか」になりそうです。そしてこの「テレビにしか登場しない敵」に対しての戦時体制が世界中で構築されていくことになるのでしょう。あー、馬鹿馬鹿しい。つきあってられねえよ。といっても、いやでも付き合わされるか。
●『テロリズムはヨーロッパに集中している。これが3.11の教訓だ』
フランスの哲学者André Glucksmannは、彼の新著「西欧に対抗する西欧」(タウルス)の中で、政治的に不正確な物事を検証し率直に熟考することを勧めている。この本で彼はイラクへの侵攻を正当化するためにワシントンのタカ派たちと同様の論理を弁護している。
【中略】
Glucksmannはハンチントンの文明の衝突の論理を示し「文明(民主主義的西欧)に対抗するニヒリズム(テロリズム)」というパラダイムを作っている。
【以下はGlucksmannの発言の中から】
「ヨーロッパに集中するはずのものは反米主義ではなくテロリズムだ。これがアトーチャの教訓である。」
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040415elpepiint_17&type=Tes&anchor=elpporint
このグルックスマン(と読むのかな)の発言は大切な部分が多いと思われますので、後日全文翻訳してお知らせします。(空耳版に投稿する予定です。)
いずれにせよ、「対テロ戦時体制」構築へ向けての地歩が次々と固められていきます。日本が人質事件で振り回されている間に、大きなうねりを見せて、世界が変化していくようです。
●『3.11の実行犯はハッシシとエクスタシーを売って資金を作った』
現行の政府の内相アンヘル・アセベスは、3.11のテロリストたちは麻薬の販売を通して彼らの犯行のための資金を調達した、と発表した。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?d_date=&xref=20040414elpepunac_6&type=Tes&anchor=elpporesp
一体誰が「テロリスト」にそんなうまい手を教えたんだろうね。どっかの超大国の諜報機関もこの手で活動資金を作っているらしいが。