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本日発行の「日刊ゲンダイ4・16」9面に掲載されている「大新聞・TVが伝えない「泥沼イラク」の真相 浜田和幸 <緊急連載4>」より:
見出し:「ファルージャのサッカー場は死体の山」
「歯止めなくなったイスラム教Vsキリスト教の宗教戦争」
記事:
「 イラク情勢は「地獄」への一本道を走りはじめた。世界が注視するなか、ファルージャの住民30万人のうち、3分の1はからくも「戦場」から逃げ出すことができたが、町を包囲するアメリカ軍は、子供と老人以外はすべて検問所で追い返している。追い返された後、待っているのは無差別攻撃だ。
先週末の2日間だけで、ファルージャ市民の死者は700人。負傷者は数千人に及ぶ。中心部にあるサッカー場は死体の山だという。
なにがなんでも6月末に政権移譲したいブッシュ大統領は、占領統治に反対するイスラム過激派を残らず殲滅する腹と思われる。今回の戦闘は後世、「復活祭の大虐殺」として記憶されるだろう。
我が国の主要メディアは日本人3人の人質事件に振りまわされて報道していないが、アラブ諸国では「イスラム教徒への虐殺を許すな。世界のキリスト教徒の良心に訴えよう」とのメッセージが飛び交い、ファルージャ救援を求める声やヨハネ・パウロ2世、アナン国連事務総長らの介入を要請する動きも強まっている。
しかし、アメリカは兵力増員こそすれ、本気で和解に踏み出す気配はない。一方、ファルージャに立てこもるイスラム過激派は、「モスクを破壊しイスラム教徒を虐殺したアメリカへの復讐を誓う。今後はキリスト教の牧師を誘拐し、教会を爆破し、キリスト教徒を狙う」とエスカレートの一途だ。
かつてのベトナム戦争を上回る惨状の一方で、「好機到来」とほくそ笑んでいるのが欧米の民間軍事会社(PMC=プライベート・ミリタリー・コントラクター)である。アメリカ軍やその同盟国軍の戦死者が増えたり、民間人への攻撃が先鋭化するたびに契約が急増するからだ。
しかも、その最大の雇い主はアメリカ軍である。実戦経験のない若いアメリカ兵では頼りないため、元特殊部隊員を正規軍の5倍ほどの報酬で雇っているのだ。彼らは連合国暫定当局(CPA)のブレマー代表や占領軍の主要施設を守り、補給部隊の警護を請け負っている。これら“傭兵”は2万人を超え、間もなく3万人に達する。問題は軍の規律に縛られない彼らが、残虐非道な行動を繰り返し、イラク人の憎しみを買っていること。先に黒焦げ遺体をユーフラテス川の橋につるされたのは、アメリカのPMC「ブラックウォーター」の社員であった。わが自衛隊がアメリカの傭兵と見なされないことを願うばかりだ。 (つづく)」
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★ ファルージャ虐殺戦の“正当化”のために使われている謀略について
「「戦争請負人4名の殺害はファルージャ住民の決起」と言うのは「9・11はアルカイダのテロ」と言うに等しいこと。」
( http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/552.html )
「殺された“戦争請負人”4人は「ファルージャ包囲虐殺戦」を敢行するための“生け贄”だった!? [ニューズウィーク日本版4・」
( http://www.asyura2.com/0403/war51/msg/122.html )