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(回答先: 邦人記者2人、バグダッド近郊で拉致の情報 (asahi.com) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 15 日 03:03:32)
邦人2人、新たに拉致か
バグダッド郊外
NGO関係者にメール
【バグダッド14日共同】日本のNGO関係者によると、バグダッド郊外アブグレイブで日本人2人が何者かに拉致されたとの電子メールが14日、同関係者に届いた。外務省も確認中。
メールなどによると、拉致されたとの情報があるのは「ヤスダジュンペイ」さんと「ワタナベ」さん。現地の情報では、ヤスダさんはフリージャーナリストの安田純平さんとみられる。
メールによると、2人に同行していたイラク人のNGO関係者の目撃情報として、2人は13日に米軍ヘリコプターが緊急着陸した現場のアルグレイブに写真を撮りに行き、後ろから来た車に止められた。降りたところを連れ去られ、行方が分からなくなったという。
イラクでは8日に武装組織「サラヤ・ムジャヒディン」(戦士旅団)に日本人3人が拘束されたことが明らかになっている。
◆電子メールの主な内容
イラク人の非政府組織(NGO)関係者から14日に電子メール(英文)を受け取った日本のNGO関係者が説明したメールの主な内容は次の通り。
本日、「ワタナベ」氏と「ヤスダ・ジャンベ」氏が、私の目の前で拉致された。私ももう少しで死ぬところだった。私は混乱した。
私は、日本人2人に(バグダッド郊外の)アブグレイブに行くべきで
はないと言ったが、2人は行きたがった。タクシーの運転手は、途中で戻ることに決めた。
だが突然、後ろを追尾してきた車が、(私たちを乗せた)タクシーの運転手に止まるように言った。
日本人2人は、その人たちについて、ヘリコプターが墜落した写真を撮影に行った。
墜落現場で、その人たちは武器を見せて、タクシーの運転手に車を渡すように言った。運転手は自分たちは(イスラム教シーア派の)サドル師の支持グループだと言ったが、だめだった。
日本人は自分たちは中国人だと言い張ったが、1人が日本のパスポートを持っているのが、相手に分かってしまった。(共同)
◆安田さんのアパート、パソコン置いたまま
【バグダッド14日共同】イラクで拉致された可能性が出ている安田純平さんら2人が寝泊まりしていたバグダッド市内のアパートの部屋には14日、スーツケースが開いたまま放置されていた。2つあるベッドの上には着替えが脱ぎ捨ててあり、パソコンも1台置かれていた。
部屋は100平方メートル程度の広さ。キッチンにはガスこんろと冷蔵庫があり、食料とみられるタマネギと調味料も。床にはビールの空き缶が落ちていた。
◆井ノ上元書記官とも交流 安田純平さん
安田純平さんは埼玉県入間市出身で、新聞社記者を経てフリージャーナリストになった。イラクで戦争の危険が高まった2002年、イラク取材を志願して新聞社を退社。同年末に初めてイラクに入り、その後も爆撃が続く戦時下のバグダッドにとどまるなど、繰り返しイラクでの取材を続け、雑誌や新聞で現地での体験を発表してきた。
反戦を訴える「人間の盾」のビザで入国した戦時下のバグダッドでは、殺害された外交官の井ノ上正盛さんとも交流。「盾」の日本人の出国を説得する井ノ上さんの姿に「旅先で出合った仲間のようだった」などと感想を漏らしていた。
最近では、日本人人質事件の高遠菜穂子さんが世話をしていたストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちに取材、「事件を機に、民間による現地支援の形がさらに限られたものになってしまう」などとする記事と写真を寄稿。かつての新聞社の友人に「記事が出ているから見て」というメールを送っていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040415/top_____detail__000.shtml