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首相、ファルージャ情勢は人質事件と密接に関連
読売新聞 4月14日
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040414i113.htm
首相、ファルージャ情勢は人質事件と密接に関連
小泉首相は14日の党首討論で、イラクでの日本人人質事件に関し、3人が拘束されているとみられる中部のファルージャ情勢について、「(人質事件と)密接に絡んでいる」と述べた。
ファルージャの治安が悪化していることが人質事件と関連していることを明らかにしたものだ。
そのうえで、「米国に対して1日も早く情勢の改善に向けた努力を要請している。米国のみならず、いろんな方面に働きかけていきたい」と語り、事件解決のためにも治安の改善が必要だとの認識を示した。
自衛隊の撤退については「今の段階で、私は考えていない」と否定した。
首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し、人質の安否に関して「はっきりした情報はないが、身は安全だろうという情報が多い。身の安全の確保に全力を傾けている。無事救出に全力投球している」と述べた。
これに先立って、首相は官邸で、アラブ首長国連邦のハムダン副首相と会談し、人質救出に協力を求めた。副首相は「イラクの様々な部族とコネクションもあり、働きかけを行う」と約束した。
日本人人質事件は、3人の映像が放映されてから1週間が過ぎた。
(2004/4/14/20:45 読売新聞 無断転載禁止)