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サドル氏、側近と共に拘束か?イラク最新情勢
国内のメディアでは「サドル氏側近拘束」というニュースが配信されているが、ロシアのプラウダ紙2004/4/13付け記事によると、米軍は側近と同時にムクタダ・アル・サドル氏本人も拘束し、バグダッドのパレスティンホテルに軟禁中という情報がある。これがもし事実なら、サドル氏と駐留軍側が妥協点を交渉中という見方もあるが、DEBKAfileの情報によるとサドル氏は米軍をイラクから撤退させるために命をかけるとヒズボラ組織に連絡しており、しかも米軍側も駐留軍増強を決定しているので、イラク国内の戦闘がさらに激化し、中東各国に波及する可能性もある。
一方、ロシアのタス通信の速報によれば、ロシアの在イラクエネルギー関連企業社員という人質8人が、「身代金なし」でバグダッド近郊で解放され、現在現地オフィスに待機していることが確認されたという。解放された8人のうち、ロシア人はセルゲイ・コノプレフ、イゴール・フロロフ、リア・チェルニシェフの3人がロシア人で、残りの5人はウクライナ人だった。面白いのは、このタス通信の情報ソースがエネルギー会社の内部の人物ということ。情報活動の見本のような体制である。(プラウダ紙にはすでに解放された人質のリラックスしたコメントが掲載されている)
ところで、武装ゲリラ側は、多様な人種の人質を確保したり解放したり、拘束場所を移動したり、組織間を移動することにより、米軍を中心とした人質解放作戦を困難にしている。仮に日本人の人質救出作戦を強行すれば、他国の人質救出作戦が危険になるからだ。かといって、駐留各国軍が共同で同時救出を実行するにしても、各国間の現地部隊の溝はあまりにも深い。(最近の英軍はあからさまに米軍による占領体制の批判をするようになっている)
他に、DEBKAfile(モサド系)の最新情報によれば:
フランスはイラクに居るフランスの一般市民全てに退避勧告を出している。
4人のイタリア人警護員が新たに人質として拘束された。犯人側は、イタリア軍の撤退を要求している。(アルジャジーラで報道中)3人の日本人、1人のアメリカ人市民の人質の安否は不明。
ブッシュ大統領は、エジプトのムバラク大統領(10日)、イスラエルのシャロン首相(12日)、英ブレア首相(16日)、ヨルダンのアブダラ王(21日)等の会談ラッシュにより、複雑な政策転換を迫られている。またイラクの武装蜂起に関連する中東のテロリストの動向について、ホワイトハウス側も充分な情報収集ができていないとのこと。(CIAの中東での情報不足に関しては、元CIA工作員ロバートベアの著作にも記述がある。ベア氏は、中東でのテロリスト組織の正確な情報を「CIAが接触を禁じている」ロシア情報部から学んでいる)
また、未確認情報ながら、プラウダの2004/4/13付け記事によると、カタールの米軍基地内に拘束されている元イラク大統領フセイン氏に、25年間連れ添った元妻のサジダ・ヘイラワ・タファ(Sajida Heiralla Tuffah)が面会したところ、「この男は夫ではなく、替え玉の1人」と証言したという。プラウダ紙もこの証言を「疑わしい」としているが・・・
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/04/post_8.html