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人質事件を非難 サマワの聖職者が宗教令
陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワのイスラム教シーア派聖職者マード・アルワイリ師は13日、邦人人質事件や陸自宿営地への砲弾攻撃について「イスラムの教えに反する」と厳しく非難し、「すべての日本人」を守るよう呼び掛けるファトワ(宗教令)を同日発令したと述べた。
アルワイリ師は2月にも自衛隊を守るよう求めるファトワを出している。
アルワイリ師は14日に陸自の佐藤正久・復興業務支援隊長と会談し、こうした考えを伝達する。同師はまた、陸自やサマワ在留の日本人記者団などの安全確保のため、地元宗教界も全力で支援し、必要な場合は自らの警備員50人を警護に当たらせる意向を示した。
今回のファトワは、自衛隊は占領のための部隊ではなく「人道的な理由で派遣されている」と強調している。(共同)
(04/14 08:40)
http://www.sankei.co.jp/news/040414/kok027.htm