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タイムズ紙は先だってライス補佐官、イギリスＷＭＤ情報操作メディア担当官出席のマードック・メディア・サミットに出席し、次のような興味深い報道を行い読売新聞と特約契約を行った。
３月２５日マードックメディアに小泉首相「テロあってもイラク撤退せぬ」
http://counternews.blogtribe.org/entry-1795a0d67d0eac0eb81d375b89ad6c43.html
日本人人質事件で犯行声明でわざわざ「ユダヤ人」と言及しているものの、タイムズ紙記者は解放され、そして「複数の誘拐犯が連携している」というわけだ。
解放されたタイムズ紙記者の報告は見事に「韓国人牧師」拘束、解放劇の奇妙さをフォローする。
これから始まるアルカイダ脅威ワイドショー報道によって、「広島、長崎」に言及していたビンラディンが日本もターゲットにするということを日本国民にしっかり刷り込むことになるのだろう。
今のところ、事態は予想通りの展開になってきている。
撤退しなければ焼き殺す、としているが３人を焼き殺したい勢力はどこか考えた方がいい。イスラム戦士を名乗るテロリストは自衛隊の撤退を要求しているが、撤退は「テロリストに屈すること」になる。撤退をあたかも妨害し、日本人の「テロとの戦い」に参加するかどうか迫っているかのようだ。ＮＧＯに対する脅迫にも思えてくる。
以降、政府はイラクに行く記者やＮＧＯの制約を行い始めるのではな いだろうか。世論もそれに同調するに違いない。そして我々の知る権利はこれでいつのまにか忘れさられ、都合のいい情報だけが垂れ流されることになる・・・。
http://counternews.blogtribe.org/entry-a0d5b4b8807190ac10fee9886dba31bf.html
情緒的なはけ口を求め、スケープゴートに殺到する。毎度のことだ。民度の低さを象徴する出来事である。そして煽る勢力はいつもの通りだ。
本当は「広島、長崎」というのはナショナリズムの発火装置になってしかるべき出来事なのだが、日本の場合は、左翼がそれを好んで取り上げ、右翼はそうして取り上げる左翼の姿勢を糾弾し、ナショナリズムには結びつかない仕組みなっている。
今まさにアメリカはイラクでそれを目指して反米メディアのプラグを抜いていたりするのだろう。ファルージャの虐殺とて、糾弾するのは左翼というアメリカにとって都合のいい「大逆転」を生み出すために。
アメリカが発火させたファルージャ虐殺の最中に起きたこの人質事件は、こうした現象をよく知らないアラブ人と日本人の連携を防ぎ、水汲み作業に勤しむ自衛隊が撤退しないことを後押しし、撤退論者を手詰まりにしているようだ。
しかもこれはチェイニーの来日のタイミングで起きたことだ。チェイニーは困った日本に全面的に協力するとして、すっかり日本国民の救世主となった。
悪評ふんぷんのチェイニーが日本ではすっかりヒーローで、本人もむずがゆかったのではないだろうか。
会談に先立ってイラク人質事件で日本は情報収集の術がないということをしきりに訴えていた。チェイニー会談には打ってつけの「困った出来事」だった。得体の知れないリークは散々行われている風がある。
チェイニーは中国に核を売り込む。このこともほとんど報じられていない。そして、普段は、こうしたことに敏感な産経が、日本にＭＤを売り込むこのアメリカの行動に対する厳しい非難を行わず、人質バッシングのために途上国の警察がするようなくだらないアンケートをやっている。
（所謂、ギャンブル、麻薬等の汚れた金が蠢く、プロ・アメリカの煽動勢力の言葉で言えば）「プロ市民」がことさら思い入れの強い「広島、長崎」という固有名詞に限ってアラビア語のつづりが違っていた。他の固有名詞、「ユダヤ人」などは間違っていない。
ちなみ人質事件発生後、日本の反応についてはつぶさに世界のメディアが報じていたものの、一部は「日本をモニターしているようだ」と寝ぼけたことを言っている。犯人が誰であれ、モニターしない方がおかしい。
そもそもモニターしているのは、いわゆる左翼ではなく、また別の勢力なのではないだろうか。
そして赤軍派という指摘も聞こえてきた。しかし、かねてから疑問なのが、なぜ重信メイはレバノンの「アメリカン・スクール」に通うことができたのだろう。モサドに脅えていた、としながら学費の高い「アメリカン・スクール」である。
アブ・ニダルについてはロバート・フィスクも言葉を選びながらモサドの可能性を示唆している。ターゲットも奇妙である。
人質事件発生に先立つ３月２１日、テレビ朝日のサンデー・プロジェクトでアメリカの停電で犯行声明を出していてほとんど相手にされていないテロ集団の日本に対するテロ警告を取り上げ、佐々淳行が対策の急務を訴え、田原総一郎が盛り上げた。
３月２１日というのは小泉がテロに屈しないと、マードックの覚えめでたいタイムズ記者に答える数日前である。
公明党幹部は人質がヒーローになってもらっては困ると述べた。タリバンが仏像を破壊したように、ヒーローは池田大作だけだということだろうが、これも興味深い言葉だ。
く宗教的バックボーンが臭う平沼前経産相は家族を「どこかおかしい」と批判し、火に油を注いでいる。
政府は本当に居場所をつきとめていないのだろうか。あれもしたい、これもしたいで、まだ「解放」のシナリオができていなかったり、チェイニー会談を終え、しばらくするまで長引かせているのではないだろうか。オクトーバー・サプライズのように。
しかし政府にとってベストなことはわかっている。事実か否かは別にして、公式にはアルカイダ・リンクを打ち出しながら、同時に狂言が強く囁かれる状態だ。自衛隊よろこび組映像予算を使ってＣＩＡやアメリカ軍と協力して行った特殊部隊のジェシカ・リンチ・スタイルのショーもうまく公開したい。
だが、もし狂言ではなく、今回の拘束がリアルで、しかも犯人がアラブ人ではないとしたら人質はますます非常に危険な状態にあると言えるだろう。殺害とて、自殺か、アラブのテロリストに殺害されたということになる。狂言だとしても、今の状況は、じわじわと死に追い詰めているかのようだ。
テロで笑う人間が、今、まさに日本に来ているにもかかわらず、「テロに屈しない」姿勢、それこそが「テロリスト」の思惑通りではないかと考える人間はまだ少ない。
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Counter News
by Fake Terror Watcher
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