現在地 HOME > 掲示板 > 戦争52 > 304.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
イラク問題、ベトナム化の危険がないとはいえない=中曽根元首相
【東京 13日 ロイター】 中曽根元首相は、東京都内での講演で、イラク問題について、最悪の場合にはベトナム戦争のように泥沼になる危険性がある、との見方を示した。
中曽根元首相は、イラク問題について、「米国は努力しているが、悪くするとベトナム化の危険がないとはいえない。あるいは15年間続いたレバノンの内戦のような形にならないよう懸念している」と述べた。
また、「フセイン政権が倒れる前に、兵士が武器弾薬を民間人に渡したのではないか」とし、それが現在のイラクの治安悪化につながっているとの見方を示した。
さらに、「米軍があまりにも鮮やかにフセイン政権を打倒して、その軍事力の精彩を発揮したが、酔った感がなきにしもあらずだ」と指摘。「ドイツやフランスの協力が得られるよう、できるだけ早く米国が譲歩して大局的見地に立つことが大事だが、いよいよそのような段階になってきている」とも述べた。
イラクで失業問題が深刻化していることについては、「一定期間を過ぎると不満の原因になり、どのようなことが起こるのかわからない。この問題をできるだけ早く抑えることが大局的に大事だ。やはり人心をおさえなければならない」としている。
また、ベトナム化しないためには、米国が大局的見地に立つことが必要、と強調したうえで、「軍事力で(和平が)達成されるのではない」と指摘した。
2004/04/13 18:21