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http://www.sankei.co.jp/news/040412/kok083.htm
イラク中部ファルージャで11日に発効した米軍とイスラム教スンニ派の地元武装勢力の停戦は2度にわたり延長され、12日夜(日本時間13日未明)までとなった。
AP通信によると、中部ナジャフ、カルバラなど3都市ではシーア派対米強硬派サドル師の民兵が12日、米側の要求を一部受け入れ、占拠していた警察署や政府施設から撤退し、連合軍との対立の交渉解決の動きも出てきた。
同通信の独自集計では、イラク全土で4月4日以来、イラク人の死者は計約880人となった。また米軍兵士62人、米軍以外の連合軍兵士2人が死亡した。
ファルージャの停戦は、話し合いによる事態収拾に向けたイラク統治評議会などと地元勢力側の交渉のため、米軍側が提案。しかし、ロイター通信によると、米軍は進展がなければ、掃討作戦を再開するとしている。
攻撃停止の条件として米軍側は、3月31日に同市内で米民間人4人が殺害され、遺体が引き回された事件の容疑者引き渡しを要求。地元勢力側は市内からの米軍部隊撤退と、イラク人警察部隊による市内の治安維持などを求めており、交渉は難航も予想される。(共同)
(04/13 01:49)