現在地 HOME > 掲示板
> 戦争52 > 132.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 戦争52 > 132.html
★阿修羅♪
|
|
| Tweet |
----------------------------------------------------------------------
◇ 未だ解放されない邦人
先週の木曜日（４月８日）夕刻、「イラクで邦人３人が誘拐された」と報道が
ありました。現在、期限の３日を過ぎても事態は変わらず、昨日（４月１１日）
朝時点で表明されていた人質の解放も進んでいません。
◇ 撤退は可能か？
犯人の武装勢力は、自衛隊の撤退を求めています。
私自身は、皆様もご存知の通り、自衛隊のイラク派遣に一貫して反対し、撤退
を訴えて参りました。これからも、その姿勢に変わりはありません。
【参照】第190号「自衛隊のイラク派遣」
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200312141300000000016530000
http://tetsu-chan.com/tegami/190_gou.html
しかし、現実的な問題としてあるのは、そもそも、今の時点で小泉政権が自衛
隊を撤退させることは可能なのかということです。私は、論理的に考えて、小
泉政権が自衛隊を撤退することはありえないと思います。撤退は、内閣総辞職
を覚悟するぐらいの政策転換になります。
まず、例え自衛隊を撤退させたとしても、人質の命は保証されません。脅しに
屈する形になると、要求はさらにエスカレートします。だから、日本国として
は、犯人の要求にこたえる形での自衛隊撤退という方法は取ることができませ
ん。
また、自衛隊の撤退は、小泉政権が採ってきた「テロとの戦い」の方法が誤り
であったと自ら認めることになります。
そのため、小泉政権としては、３人の救出に全力をあげる以外に方法がないの
です。
◇ 事態への準備はできていたか？
そこで、次に検証しなくてはならないことは、このような事態に対して小泉政
権が準備をしていたかどうかということです。残念ながら、準備をしていなかっ
たために、自らは効果的な手をうてていないというのが現実だと言えます。
民主党は、４月９日に藤田幸久（ふじた・ゆきひさ）衆議院議員（民主党国際
局長）とスタッフ１名を現地（ヨルダンのアンマン）に派遣しました。藤田議
員は、大使館に頼らない自己完結型の情報収集活動を行っており、今現時点も、
アンマンに残って活動を続けています。
http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040409_11taisaku.html
http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040410_02anman.html
http://www.y-fujita.com/
その現地報告書の中でも、
「上村代理大使を含めて数人の体制、バクダッドの一部地域を除いて活動がで
きない治安状況、限られた通信手段などから、駐イラク日本大使館は実質的な
手足を持っていない体制である。」
「またヨルダンの日本大使館に設置された現地対策本部も、人質が解放された
際の受け入れ先としての「ロジ対策本部」としての機能が中心であり、結局犯
人グループの特定、交渉、人質の所在確認等はＣＰＡ（暫定統治機構）や米軍、
統治評議会などに「丸投げ」に近い形で委ねられている実態が明らかになった。」
と述べられています。準備を怠り自ら責任を取りようがない状況で、小泉政権
の手詰まりは明らかです。
----------------------------------------------------------------------
「国会からの手紙」第200号：邦人３人の誘拐（イラク）
----------------------------------------------------------------------
発行人：てつ／中村てつじ（衆議院議員） 2004年4月12日発行
mailto:mag2@tetsu-chan.com
http://tetsu-chan.com/
登録・解除はこちらから。
http://kokkai.org/
「国会からの手紙」は、「まぐまぐ」さんからお届けしています。
http://www.mag2.com/
----------------------------------------------------------------------
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200404121830000000016530000
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000016530
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。