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(回答先: Re: いわゆる自己責任論について 投稿者 ろな 日時 2004 年 4 月 18 日 19:16:11)
考え方はいろいろですから批判はあって当然だと思いますが、私が問題にしているのは「魔女狩り」的な批判な訳です。ある人が火災を起こしましたが、その人は国中の多くの人から非難されることはまずありません。また、政府は個人を非難するべきではないと思います。政府が非難するということで、全国の人々も巻き込んだ大騒動になるわけです。料金の徴収及び労力は公務で行った「仕事」にすぎないので、勿論これは口にすべきことではないのは明白です。ただ、法的に決まっているものは徴収すべきでしょう。
現実として政府内からの非難が世論を大きく誘導してしまって(実際政府関係筋や議員などからの批判的な内容は新聞などにでています)、家族などにも所謂「おかしい人達」から精神的な圧迫を受けているのです。これは実際に家族の警護を強化するようになるほどエスカレートしたものです。戦前の非国民のような扱いは人道的にすべきことではないと思いませんか? そのためには極端に非難するばかりではよろしくないのではないでしょうか。
そしてここは私の考えですが、彼らの活動自体は総合的に見て悪い事だとは思いません。日本で普通に暮らしている人よりはずっとイラクの人たちに役に立っています。実際多額の費用を税金から出して派兵されている自衛隊よりも、NCOが今までにしてきたことの方がずっと大きいでしょう。それと解放した側の声明でも、イラク聖職者協会側の発言でも政府が彼らを救ったわけではないと言っています。彼らは彼らの行動がイラク人から見て正しいことをしていたから救われたのです。そして自衛隊を派兵する前の日本の国民がイラクに何ら危害を与える存在ではなかったことも大きいでしょう(現状はイラクの民衆を多数殺しているアメリカを政府は支持し、更に米軍の将兵を輸送しているので間接的に加害者になっている)。
最後になりますが、問題はこれから彼らと彼らの家族が精神的な圧迫を受けずに暮らせるにはどうしたら良いかです。世論で批判や非難を形勢することは今までの流れをみていたら必ず圧迫を与えますし、一番恐ろしいのは「おかしい行動をする人」が出て来て身体に危害を加える可能性すらありえるということです。個人を極端に叩いて村八分を構成するのが、先進的な国のすることではないですよね。ろなさんは違うと思いますが、私が危惧しているのは非難することをインターネットやその他の情報媒体を使って流布している連中がいるということなのです。個人で思考してなら別に批判的な考えを持ち合わせる分には何ら問題はないと思います。「皆で批判して叩こうぜ」というのが問題だと言っているのです。