現在地 HOME > 掲示板 > 戦争52 > 1190.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: もうやっているでしょう 投稿者 へなちょこ 日時 2004 年 4 月 18 日 08:45:34)
159回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号(平成16年1月29日(木曜日))
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/013315920040129003.htm
○照屋委員 外務大臣、この間政府は、今外務大臣答弁のように、米国は使っていないとか、あるいは、少なくとも使ったとは言っていないというふうなことを繰り返し言い続けて、そして、何かしら、イラクにおける米国の劣化ウラン弾の使用を日本の外務省として認めるわけにはいかない、米国をかばい続けているというふうに思わざるを得ないわけです。
ところが、現実問題として、イラクへ派遣をされる自衛隊員や自衛隊員の家族というのは、劣化ウラン弾による放射能汚染、被曝に対する恐怖を感じているんですよ。
外務大臣、それじゃ、イギリス軍が使ったということについてはどうですか。
○川口国務大臣 イギリス軍は劣化ウラン弾を使ったということを認めているというふうに理解をしています。
○照屋委員 マスコミ報道によりますと、陸上自衛隊北部方面隊は、昨年の十二月二十日、イラクへの派遣候補要員八百五十名の家族を集めた説明会を開催して、米軍が使用したとされる劣化ウラン弾による放射線の影響には、対策として、隊員一人一人に新型線量計を持たせ、放射線を検知した場所での活動は取りやめる、このような説明をしたと報じられておりますが、それは事実でしょうか。
○石破国務大臣 現在、私が承知をいたしておりますのは、イラクへ派遣される陸上自衛隊の部隊には、放射線を測定するため、微量ガンマ線測定器、ガンマ線用線量計を携行させると承知をいたしております。
今回、陸上自衛隊をイラクに派遣するに際しましては、微量ガンマ線測定器を一台約五十万円で五台調達、ガンマ線用線量計を一台約四万円で六百台調達というふうに承知をいたしておるところでございます。
○照屋委員 防衛庁長官は、昨年十二月十六日の参議院外交防衛委員会で、我が党の大田昌秀議員が「サマワに派遣される自衛隊は放射能探知器を持参するとの報道がありますが、それは事実ですか。」と尋ねられて、そういうことを確認しているわけではありません、このような答弁をしておりますが、覚えておられますか。
○石破国務大臣 覚えております。
○照屋委員 そうすると、イラクへ派遣される自衛隊員に放射線の線量計を持たそう、持参させよう、そういうふうに防衛庁が決めたのはいつの時点なんですか。
○石破国務大臣 その後のことでございます。
○照屋委員 いや、私が聞いているのは、その後というのはわかりますよ。そうじゃないと、あなた、また虚偽の答弁をしたということになりますからね。
それは日付は特定できませんか。
○石破国務大臣 何月何日ということを今特定できるだけの知見を有しておりません。
○照屋委員 じゃ、十二月十六日の時点までは、少なくとも自衛隊に放射能の探知器を持参させようなどとはよもや思っていなかった。その後に持参させることになったわけですね。
○照屋委員 私は、自衛隊を派遣するに当たって、劣化ウラン弾による被害というのは、放射能汚染というのは、これはもう防衛庁長官も外務大臣も、湾岸戦争症候群と言われるぐらい、アメリカ社会は、帰還した米兵やその家族などを含めて大変大きな問題になっておるんですよ。
昨年十二月二十五日の公明新聞を見ますと、神崎代表と一緒にサマワの状況を視察した遠山参議院議員がインタビューでこんなことをおっしゃっているんですね。「イラク南部は劣化ウラン弾が最も多く使用された地域でもあり、その放射能被害を危惧する声がありますが。」こういう問いに対して、遠山議員は、「オランダ軍は劣化ウラン弾が使用された場所を特定し、立ち入り禁止にするなどの対策をすでに行っています。」こういうふうに言っておるんです。
要するに、私は予算委員会でも言いましたけれども、イタリア軍は既に、劣化ウラン弾による被曝で、もう七名の者が体を壊して帰還しているんです。そして、この公明党の調査団でも、今私が具体的に読み上げたように、公明新聞に載った記事では、オランダ軍は使用された場所を特定して、それによって対策をしているわけですよ。
でも、自衛隊はそれをやっていないでしょう。それはやはり、私は、派遣される自衛隊の生命の安全に対する余りにも配慮を欠いた、これでは、今度の政府の自衛隊の派遣というのは、イラクで米英軍が使用した劣化ウラン弾、これに加担をするようなもの、よく言われる、放射能戦争あるいは劣化ウラン弾戦争への日本の参加であると言っても私は言い過ぎじゃないと思うんです。これは大変な問題ですよ。あなたが顔をしかめて、これで許されるような問題じゃないんですよ。だから、公明党の調査団も気を使って、私は関心を持って調査したんだろうと思うんですね。
なぜ自衛隊は、本当に隊員の安全を考えるのであれば、イラクにおいて使用された劣化ウラン弾の地域、その範囲、これを特定するような作業をしないんでしょうか。
○石破国務大臣 公明新聞の報道というものは確認をいたしますけれども、私、何度もお答えをしたかと思います。WHOやいろいろな機関によって、劣化ウラン弾の被害というものはない、そして、湾岸戦争シンドロームというお話がございましたが、それも、人体に対する影響が劣化ウランとの関連性は確認されていないとの報告を受けておるわけでございます。