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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040417-00000102-yom-int
【ワシントン=寺田正臣】ブッシュ米大統領が対イラク戦争の計画立案を、同時テロ後間もない2001年11月に側近に命じていたことが、来週発売される新刊「Plan of Attack(戦争計画)」の中で明らかになった。
著者はウォーターゲート事件のスクープで有名なワシントンポスト紙記者のボブ・ウッドワード氏。ブッシュ政権がかなり早い段階からイラクに的を絞っていたことが浮き彫りになっており、米マスコミは16日、この問題を一斉に報じた。
ワシントンポスト紙などの報道によると、同時テロへの報復としてアフガニスタンで軍事作戦展開中の2001年11月21日、大統領はラムズフェルド国防長官に対イラク戦の計画を練るよう命じた。この秘密計画は、国防総省と米軍のごく一部の幹部にしか伝えられず、当初はライス国家安全保障担当補佐官やテネット中央情報局(CIA)長官にも詳細は知らされなかったという。
またイラク戦争開始の3か月前の2002年末に、イラクの大量破壊兵器の存在を示す証拠について尋ねる大統領に対し、テネット長官が「大丈夫。これはスラムダンク(100%間違いないこと)ですよ」と答えたことも明らかにされている。これらの情報をもとに、大統領は2003年1月には軍事作戦を実行する決意を固めていたという。
ブッシュ大統領は16日、ブレア英首相との首脳会談後の記者会見で「同時テロの4日後の安保会議でイラク問題が取り上げられたが、私はアフガンに専念しようと言った」と語った。またラムズフェルド長官との会談については「覚えていない」と述べたが、マクレラン大統領報道官は同日、会談が行われたことを認めた。
同書はまた、ブッシュ政権がイラク戦争に突き進む過程で、チェイニー副大統領が戦争を最も強硬に主張したことや、盟友のブレア英首相が離脱するのではないかと大統領が懸念していたことなども記した。
同書は、大統領やラムズフェルド長官など75人以上の政府、軍関係者などとのインタビューに基づいて書かれた。(読売新聞)
[4月17日17時15分更新]