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■3人に謝罪求めたい−桑山紀彦さん
桑山さんは「NGO活動は安全が確保されて初めて成り立つ。気持ちがあるからといって(現状のイラクで)護衛もつけずに乗合タクシーで移動するなんて安易過ぎる」と3人の行動を厳しく非難。「彼らの行為で『NGOの人間は皆無謀だ』とひとくくりにされてしまうのは残念。解放された時点で、きちんとした謝罪を求めたい」と憤りを隠さない。
桑山さんたちが紛争地域で行動する場合、まずは危険情報の収集が中心。現地の国連機関の安全担当者と毎日ミーティングを行うほか、NGO同士でも情報の共有を図るという。「きちんとした情報収集と、集団による系統だった活動が原則であり、“いけいけ”的な雰囲気であってはならない。アンマンにも国連事務所があるわけで、十分に相談すべきだった」
湾岸戦争直後のイラクに日本人医師として初めて入国し、緊急支援活動を行った経験などからイラク人の親日感情をよく理解しており、今回の事件でも解放の方向は予想できるという。「彼らは底抜けに日本人が好きで、私自身、一度もいやな目にあったことがない。幸いなことに、まだ民間レベルで日本人への敵意はなく、犯人グループがイラク人であれば、殺すはずはないと思っている。行動が過激なのはイラク人らしいが、人の道を大きく踏み外すことはない」
◆桑山紀彦さん 医師、NPO法人「地球のステージ」代表理事。世界各地で医療関係の非政府組織(NGO)活動に携わる。イラクをはじめ、アフガニスタン、ソマリア、パレスチナなど紛争地域での実務経験も豊富。山形市在住。40歳。
http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20040412/0000001501.html