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【バグダッド=岡本道郎】イラク駐留米軍のマーク・キミット准将は11日の記者会見で、米軍と武装勢力の交戦が続いてきたイラク中部ファルージャの情勢について、武装勢力側との交渉による政治解決を模索する方針を明らかにした。
ロイター通信によると、11日午前10時(日本時間午後3時)から12時間の一時停戦が発効。この措置が期限切れとなった同日午後10時(日本時間12日午前3時)から、さらに12時間延長された。
米軍による武装勢力掃討作戦のために多数のイラク人犠牲者が出ているファルージャの情勢は、日本人を人質としている武装勢力の姿勢にも影響すると見られるだけに、交渉の成否が人質事件解決のカギの一つとなりそうだ。
キミット准将は会見で、停戦が必要なのは「政治的な対話のチャンネルを生かすためだ」と説明、統治評議会メンバーなどの仲介で交渉が前進し、政治解決が図られることへの期待感を表明した。しかしその一方、交渉が失敗すれば、掃討作戦を再開するとも述べた。
米軍はこの交渉で、ファルージャの武装勢力が武装解除に応じるとともに、3月31日に4人の民間米国人を殺害、遺体を損傷した容疑者の身柄引き渡しを要求していると見られる。武装勢力側は、ファルージャからの米軍撤退を求めている。米軍による政治解決の模索と、一時停戦の延長は、米軍の武装勢力掃討作戦に対する批判が、イラク内外でかつてなく高まっているためと見られる。
(2004/4/12/13:46 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040412i102.htm