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[エルサレム 11日 ロイター]イスラエル政府に近い筋は11日、同国のシャロン首相が、ガザ地区からの撤退と引き換えに、将来の和平合意において、イスラエルがヨルダン川西岸の全部を手放さなくて済むことを保証する米国の確約を、文書で受け取る見通しだと明らかにした。
この件に関し、米国側からのコメントはない。
シャロン首相は14日、ホワイトハウスでブッシュ米大統領と会談し、ガザ地区撤退と120あるヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の4カ所を撤去する一方的分離案について協議する予定。
イスラエルの情報筋によると、米国の保証は、ブッシュ大統領が14日にシャロン首相に手渡す予定の書簡の中に書かれている。米国はこの会談の席で、イスラエルのパレスチナとの一方的分離にゴーサインを出すものとみられている。
一方、ワシントンのイスラエル外交官は、こうした報道について、両国の現在の見解を誇張したものかもしれないと懐疑的な見方を示した。
ワシントンの米国筋は先週、イスラエルとシャロン首相の計画の主要な項目で「相互理解」が得られたと述べた。それに先立ち、シャロン首相に近い高官は、ヨルダン川西岸の一部を抱えつづけることについて、米国の合意が得られる見通しだと話していた。
[4月12日11時58分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040412-00000189-reu-int