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(回答先: イラク:ファルージャ包囲を続ければ米国人人質殺害 [毎日新聞]【9日に襲撃された物資輸送の運転手らしい】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 11 日 14:26:57)
【バグダッド=中津幸久】日本人3人が武装グループに拘束されたと見られるイラク中部ファルージャ周辺は、旧フセイン政権支持者が圧倒的に多い「スンニ派三角地帯」にあり、反米武装勢力の牙城(がじょう)だ。
さらに、今月に入って外国人を狙った拘束事件が頻発するなど、イラクで最も危険な地域となっている。
ヨルダンの首都アンマンから砂漠地帯を抜けてバグダッドに至る約1000キロの高速道路は、片側3車線で舗装され、時速150キロで高速走行も可能なことから、イラク入りの一般的なルートとなってきた。アンマンからは空路もあるが、バグダッド国際空港周辺で航空機が攻撃を受ける事件が起きており、車列を組んで走り抜ける方がリスクが少ないと見られていた。
だが、9日にはこの道路で燃料輸送の車列を警護していた米民間警備員1人を武装グループが拘束。ビデオをカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」に送り付け、米軍が12時間以内にファルージャから撤退しなければ、人質を殺害すると警告した。5日から8日にかけてもバグダッドに向かっていた韓国人牧師7人や、英国とフランスのジャーナリストが人質にとられかけている。
外国人拘束事件の急増は、ファルージャ一帯での米軍と武装勢力の戦闘激化と時期が重なる。米軍は、3月末にファルージャで米民間人4人が惨殺された事件をきっかけに、今月初めから街を包囲し、武装勢力の拠点に猛攻撃を加えているが、武装勢力は激しく抵抗している。
AP通信は10日、米軍が現場周辺に展開している海兵隊2個大隊計1200人に加え、別の1個大隊を増派したと伝えたが、道路の安全確保にまで手が回らないのが実情だ。
また、米軍は作戦に合わせてファルージャ付近の高速道路を封鎖したが、このためできた迂回(うかい)路で武装グループが検問所を設けていたとの目撃情報もある。外国人の乗った車を襲って金品を奪う「アリババ(強盗)」も以前から横行しており、もはや外国人が無事に通過できる方が奇跡に近い状況だ。
(2004/4/12/02:26 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040411id25.htm