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(回答先: むしろ、破綻させて、イラク人テロリスト=うそつきキャンペーンを貼るでしょう。(本文ナシ) 投稿者 たけ(tk) 日時 2004 年 4 月 12 日 01:59:53)
今回の人質事件は、「テロリズムの世界」から「政治的駆け引きの世界」に入ったと思っています。
「イラク人テロリスト=うそつきキャンペーン」を張る手法も確かにありますが、拉致された3人は、犯行グループ(テロリスト)からは既に“解放”され、「保護者」(政治宗教的有力者)のもとにいるはずです。
これまで報じられた内容をつなぎ合わせると、日本政府が、犯行グループの上位にある“組織”もしくは人物と水面下で折衝を続け、事態の推移もおおよそながら知っていることは確かです。
そうでありながら、「解放声明」と今回の新条件提示を単純に比較して、“嘘吐きキャンペーン”を張るはあまりみっともいいとは言えません(笑)
日本政府が、中東で放送された川口外相のイラク向けメッセージを基礎に、「派遣された自衛隊の国際法的地位」や「航空自衛隊の活動実態」さらに「人道支援を叫びながらファルージャ虐殺に声を上げない政治態度」などで政治的不誠実を突きつきられているのならば、それを踏まえてなお「イラク人テロリスト=うそつきキャンペーン」に動くのは得策ではないでしょう。
(日本政府はこれまでもそれに近い対応を見せてきた実績があるので否定はできませんが)
サマワに自衛隊が駐屯しているのですから、今回の政治的駆け引き合戦で「自衛隊は敵だ」という認識がイラクで広まる危険性も考慮しているはずですから、刺激的な対応は避けると思っています。
これはまったくの推測になりますが、拉致された3人の価値観から推し量ると、彼らも今回の新条件提示に同意している可能性があります。
最終的に解放された3人から、地域部族の考え方や交渉の経緯を説明される可能性を考えると、「イラク人テロリスト=うそつきキャンペーン」は避けたほうがいいと思います。
日本政府が提示された新条件を受け容れなくとも、3人に危害が加えられることはないはずです。
要求を拒否しても、「保護者」の部族やそれに近い地域の人たち(話がこじれると広くイラク人)が、日本政府はやはり「人道支援」を口先で唱えているだけの米国の協力者だと強く考えるようになるだけだと思っています。
※ 日本政府はCPA=米軍に頼るつもりのようですから、3人の引渡し方法でこじれている可能性もあります。