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【ワシントン10日共同】米ホワイトハウスは10日、2001年9月の米中枢同時テロの約1カ月前にブッシュ大統領に提出されたウサマ・ビンラディン氏のテロ脅威をめぐる機密の定例報告書を公表した。
報告書は米本土攻撃の可能性を指摘する内容で、8日の同時テロ調査委員会で宣誓証言したライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の説明と食い違っており、政権側は今後厳しい追及を受けそうだ。
報告書は重要機密だが、同調査委の求めに応じ、異例の公開となった。
ライス補佐官は同調査委で、この報告書について「アルカイダの活動の歴史的な記録」と証言していたが、報告書は、テロ組織アルカイダが爆発物を使った攻撃に向け、工作員を米国に送り込もうとしていると指摘。米航空機ハイジャックなど米本土での新たなテロの可能性にも言及している。 (12:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040411AT3K1100T11042004.html