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(回答先: 憲法9条を改正し、日米安保の見直しをやればいいんですよ。日本は世界の誰が見たって、「アメリカの犬」だ。 投稿者 DOMOTO 日時 2004 年 4 月 11 日 04:05:46)
DOMOTOさん、日本がこれまで戦争に巻き込まれずにきたのは9条のおかげですよ。
それを日米安保条約にもとづく日米軍事同盟で「自衛権」の名のもとに自衛隊を持ち軍備を強化し実質ホゴにしてきているのがこれまでの日本の支配階級です。
日米安保条約を対米従属と民族主義的な視点から捉えるのは誤りです。
歴史的にも東アジアにおける両国の権益を維持するために日米の支配階級が積極的に結んできた条約であり日米軍事同盟の根幹を成すものとして機能しています。
ポチ政府(アメリカ幕府)が現象的には対米追随しているように見えますが、はるか遠くのイラクに、同盟国であるアメリカが軍事侵略した場合には、安保条約にもとづいて軍事同盟を結んでいる限り憲法を無視しして侵略に加担するわけです。ただ9条がある限り露骨に「軍隊」として侵略することができないから、直接的な軍事行動を控えているわけです。
なぜ日米軍事同盟にもとづきイラクまで出向くか、それは支配階級の思惑があるからです。決して対米従属的行動ではありません。
むしろ日本支配階級もアメリカの支配階級とは違う利害があるでしょうから(経済摩擦とパイの奪い合い)それなりのシェアを確保したいという意思のもと「平和」の仮面をつけて実質はバスに乗り遅れないようにイラク干渉を行っているわけです(現象的には米英日の三国干渉。西欧列強やロシアは今のところ指を咥えて干渉=侵略の機会をうかがっているわけです)。