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スンニ派有力部族が関与か イラク邦人人質事件
サンケイ 4月11日
http://www.sankei.co.jp/news/040411/sei006.htm
政府は10日、イラク日本人人質事件で、「サラヤ・アル・ムジャヒディン(戦士旅団)」を名乗る犯行グループにイラク中部ファルージャ周辺を拠点とするイスラム教スンニ派有力部族メンバーが関与しているとの情報を入手、部族実力者に接触を図るなど拘束場所の特定、救出に向けた具体的な取り組みを始めた。
拘束場所や犯行グループが特定できた場合の救出策については、米軍特殊部隊による作戦行動も視野に入れており、事件は犯行グループが自衛隊の撤退要求期限とする11日午後9時(日本時間)を目前に緊迫した局面を迎えつつある。
小泉純一郎首相は10日、公明党の神崎武法代表への電話で「切迫した状況だ」との認識を表明。政府対策本部の幹事会は早期解決に全力を挙げることを確認した。
中部の有力部族は、人質3人の拉致現場がファルージャ近郊とみられることを手掛かりに特定を急いだ結果、浮上した。関係筋は米軍がイラク中部で地域を絞り込んでの捜索活動を本格化させたことを認めた。ただ犯行グループ側からその後の反応はないという。
また政府は隣国ヨルダン・アンマンから3人を運んだ運転手の所在確認のためヨルダン政府に協力を要請するなど、周辺アラブ諸国への働き掛けも進めた。ヨルダン入りした逢沢一郎外務副大臣は犯行グループ特定などで「いくつかの情報がある」と述べた。10日夕来日したチェイニー米副大統領にも全面的な救出支援を確認したい考えだ。11日夕は関係閣僚が出席する対策本部を開く。
首相は10日夕、東京・品川区の公邸で、野田健内閣危機管理監から報告を受けるなど終日、情報収集し、神崎氏への電話では「緊密に連携を取って対処したい」と強調。神崎氏は「政府が人質救出に全力で取り組めるよう強力にバックアップしたい」と応じた。
福田康夫官房長官は首相官邸で外務、防衛など関係省庁幹部と協議後、「救出に向けて関係諸機関が全力を挙げることを確認した」と強調した。
(04/11 01:03)