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イラク統治評議会、離脱相次ぐ…米軍の攻撃批判
【バグダッド=中津幸久】イラク統治評議会メンバーで、イラク国民合意(INA)のイヤド・アラウィ氏は9日夜、ファルージャでの米軍の掃討作戦への抗議で統治評議会を辞職し、INAは暫定内閣からも離脱することを明らかにした。イラク暫定内閣のトルキ人権相(スンニ派)も9日、辞職した。
バドラン内相が連合国暫定当局(CPA)のブレマー行政官と対立して辞職したのに続くもの。駐留米軍と反米武装勢力の衝突が続く中、暫定内閣と統治評議会のメンバーが辞職したり、職務を停止したりする動きが相次いでおり、6月末の主権移譲プロセスに影を落としている。
統治評議会メンバーとスンニ派代表団は9日、武装勢力と米軍の衝突中止についてファルージャの指導者と交渉するため、現地入りを試みたが失敗。メンバーは「米軍が24時間の停戦を約束しながら、守らなかった」などと米軍を批判している。
スンニ派メンバーのガジ・ヤワル氏はAFP通信に対し、「ファルージャ問題が地元住民の威厳を保つ形で平和的に解決されず、米軍が優勢な武力を使うと主張するなら辞表を提出する」と語った。
メンバーのうち、アドナン・パチャチ氏、アブドルカリム・ムハンマダウィ氏らはすでに職務を停止している。
ムハンマダウィ氏は9日、シーア派反米指導者のムクタダ・サドル師とナジャフで会った後、「我々はイラクの人々の役に立たなかったため、統治評議会への参加を停止した。戻ることはない」と述べた。
(2004/4/10/15:54 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040410i203.htm