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4月10日 「なぜ自衛隊はイラクにいるのか」
小泉首相は「拘束された3人の救出に全力を尽くす」と言っているが、一体、具体的に何をどうやると言うのか。
外務省には、すでに殺された2人の外交官以外に、イラク問題に精通している人間はいない。何も分からない外務省に任せっきりの内閣にどんな策があると言うのか。
対北朝鮮外交も支離滅裂で、すでに小泉内閣には外交能力がゼロだということは証明されている。
そもそも小泉首相は、イラクへ自衛隊を送る意味を説明できないままである。真相は、派兵する国の数が少なすぎて米国の面子が立たず、理由は何でもよいからイラクへ派兵しろと言われたからではないのか。苦し紛れに自衛隊に水道工事などやらせているが、その種の仕事なら専門家やNGOに任せればよい。
武装した集団を送れば、どんな仕事をやっていようと、その場所は危険地域になり、反感を呼ぶ。
それにしても、イラクの一地方都市の水道工事が、米軍が破壊したイラク全体の復興にどれだけの価値があるのか。自衛隊が水道工事をやるために、日本人が危険な目に遭ったり、殺されたりしてもよいのか。そもそも、戦渦は全土に拡大しつつあり、米国対イラク国民、イスラム勢力の闘いになりつつある。水道工事どころのノーテンキな話ではない。米国に加担する国は敵となり、世界中にいる日本人がテロの対象になる。
最良の道は、テロがあろうとなかろうと、整合性のない自衛隊の駐留を止め、即座に引き上げることだ。「全力を尽くす」というなら、それ以外に具体的な方法はない。
中村敦夫