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劣化ウラン弾で米兵汚染、昨年サマワに駐留の4人
【ニューヨーク=河野博子】イラク・サマワで米憲兵隊員としての任務についていたニューヨーク州兵が9日、当地で記者会見し、尿検査で劣化ウランによる放射能汚染がわかり、劣化ウラン弾の健康影響が裏付けられたとして、今後米政府に対し、同地で任務についた兵士全員の尿検査や健康対策などを求めていくことを明らかにした。
オーギュシティン・マトス軍曹(37)らニューヨーク地区の警官や刑務官ら7人は、予備役の州兵としてイラクに派兵され、昨年4月から8月まで憲兵隊442中隊員としてサマワに駐留。負傷するなどして帰国し、首都ワシントンの陸軍病院に入院した。
昨年秋から頭痛、吐き気、血尿、聴力や視力の部分的喪失などの症状を訴え、劣化ウラン弾との関連を調べるよう陸軍病院に求めたが聞き入れられず、このほどカナダ・トロントの専門医療機関による検査を受けた。尿中の放射性同位体の比率を調べる検査の結果、7人のうち4人の数値が、高濃度の劣化ウラン汚染を示したという。
劣化ウラン弾は、核廃棄物の劣化ウランを弾頭に使った爆弾で、がんや白血病などの同弾が原因とみられる深刻な健康被害が指摘されている。日本では、自衛隊のイラク派遣で問題となり、政府は放射能測定器の携行などを約束した。(読売新聞)
[4月10日12時39分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040410-00000304-yom-int
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▲サマワで被爆した米駐留軍兵士、テレビで告発
ニューヨークデイリーニュース2004年4月3日付け記事によると、イラクのサマワに駐留していた第442憲兵部隊に所属する兵士の内、帰国後に検査を受けた9人の内4人が、劣化ウラン弾の残留物で被爆し、放射線障害に苦しんでいることが判明した。
兵士の検査をした専門家によれば、砂塵に混じった劣化ウラン弾の残留物を吸い込んだことが、被爆の原因であるという。第442憲兵部隊はニューヨークの警官、消防士などで構成され、サマワで車両警備と現地警官の教育を担当していた。
米上院軍事委員会に所属する民主党のヒラリー・クリントン議員は、国防総省が兵士の検査をしていないことに怒り、ラムズフェルド国防長官に抗議するとともに、イラクから帰還する兵士全員の被爆検査をするよう法案を提出するつもりであるであるという。(この情報にも驚き、呆れた。つまり、告発がなければペンタゴンは全体検査をしないつもりだったのだ。湾岸戦争の帰還兵の訴えは今日に至っても無視されているのかもしれない)
被爆が判明した兵士のうち三人は、リベラルTV局のDemocracy Now! に登場し、米政府の隠蔽体質を批判している。(番組のインタビュー記録)被爆した兵士が勤務していたサマワの駐留軍基地には、現在ではオランダ軍と日本の自衛隊が駐留して、残務を引き継いでいる。
番組内では、日本人ジャーナリストが、今年2月にサマワで残留放射線の測定調査をしたところ、最大で通常の300倍の放射線が確認されたという話も登場している。被爆が判明した当の兵士の証言では、オランダ軍兵士の中にはすでに原因不明の体調障害で苦しんでいる者がいるとのことである。
さらに同番組内で、今回の兵士の検査を担当した(米軍兵士の劣化ウラン弾による被爆の症状を研究している医師)ドクター・デュラコビック氏は、「来週にも日本に来日して、日本政府関係者に国会でプレゼンテーションをする予定」と語っている。どうやら日本政府関係者にもすでに被爆兵士の件は伝えられているらしい。
しかし、福田官房長官も2月19日の会見で認めているように、サマワに行けば被爆することは最初から予測されていたので、官邸周辺も、自衛隊も、国内の各マスコミも、今回のニュースはさして重要ではないように振舞っている。自衛隊員が、撃たれて死ぬのではなく、被爆してゆっくり死んでいくのは、予測済みの犠牲というわけだろうか?だとすれば、官邸は誤解している。一般の日本人はそのような奇妙な寛容さは持ち合わせていない。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/04/post_3.html
【関連情報】
▲関西電力によるアメリカへの劣化ウランの無償譲渡
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/349.html