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(回答先: 自作自演説もありますが、どう思われます? 投稿者 斉藤徹也 日時 2004 年 4 月 10 日 08:29:14)
今回の事件(に限ったことでは決してないが)は、あまりにも情報が断片的で少なすぎる上、日本政府の対応やそれを受けた日本メディアの対応にも多くの疑問点や不審な点が見受けられる(例:対策室設置が決定した後も、小泉首相は安部幹事長や新聞社編集委員らと2時間あまり酒を酌み交わし続けたことなど:http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/1033.html )。従って、あまり断定的なことは述べるだけの材料がないので、推論などが多く入ることはご了承いただきたい。その上で、いくつかの疑問に対する私なりの返答というより意見を述べさせて頂く。
>2)犯行声明を発表したのは全く無名の組織。
後述する「モサド真犯人説」を前提にすればつじつまは合う。第一、今のイラクには有象無象の武装勢力が雨後の筍のごとく発生していることを考えれば、不思議な現象ではない(今話題になっている、西側メディア称するところの「武装強硬派」サドル師率いる武装組織も、つい1ヶ月ほど前までは日本のメディアでも報道されないほど「無名」だったではないか)。
>3)韓国人だけは曖昧な理由で解放されている。
他の国の人々も人質になっているとの情報があり、(カナダ人:http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/997.html 、イスラエル人かパレスチナ人:http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/993.html 、スペイン人:http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/901.html )この韓国人の事例の方が特殊と言えなくもない。他の人質達が解放されたとの情報は現時点ではない。
>4)日本国内ではなく、イラクでの事件なのにアメリカに対するコメントが全くなく、
ほぼ全てにおいて「日本の自衛隊の撤退」のみを要求している。
これについては、日本で放映されたアルジャジーラの映像そのものが「自粛」「自主規制」の名の下に放送局によって改竄されている可能性があり、一概には言えない(現に、海外では日本での放送版と異なり、音声付で放送されたとの情報もあり>日本版では、相当カットされた可能性あり)。
>7)人質の人間の名前をgoogle等で検索すると、自衛隊反対の左翼活動家である事が明白。
今野紀明
http://www.nodu-hiroshima.org/siryou9.htm
http://www.janjan.jp/bin/pro/pro_reference.php?id=46
http://melten.com/m/16338.html
高遠菜穂子
http://www.clubwee.com/
http://www.npo-hokkaido.org/du.htm
http://tolio.oops.jp/archives/000241.html
これに関しては、まさしく「反戦運動家」だったからこそ捕らえられたのではないか、との意見が戦争板50およびこの51に既に投げかけられている(真犯人は、イスラム過激派を装った、イスラエルの特殊工作機関モサドの面子ではないかとの説)。
1.イラクの実情を見聞し、熟知した3人(それも既に日本国内のイラク問題に関心ある人々の間では、ジャーナリストあるいはボランティアとして既に名が知れ渡っていた)の抹殺による、イラクの内情を日本に伝えさせないための口封じ。
2.それにより、日本国内のイラク反戦運動への打撃(特に、イラクの反占領勢力へのシンパの人々の意見を一変させる効果)を狙う。
3.さらに邦人救出能力の向上や、3人のための報復を口実とした自衛隊の拡充および権限拡張。ひいては改憲を含む軍事体制作りの方向へ日本政府および日本の世論を向ける効果。
の、まさに一石三鳥を狙っての行動ではないか。もしモサドが背後にいるのなら、十分につじつまは合う、と私などは考える(既にそのような意見は阿修羅内に他にも散見される)。
>TVですら、今回の事件に堂々と疑問を投げかけるコメンテーターが居ます。
皆様はどうお考えでしょうか?
まさしくその日本のTV自体がアルジャジーラの映像や音声について情報操作を行っている疑惑がある以上、安易に鵜呑みにしないほうがいい。
ましてや、今や当事国である米英内部ですら大問題となっている「大量破壊兵器をめぐるウソ」を、1年前の開戦当時に何の疑いもなく平然と流しながら、その反省も自己批判も行っていないのが日本のTV界の現実である(自分達の報道に責任を持っていない証拠>おまけにこの問題をめぐり、小泉首相を肇とする日本政府首脳の責任を追及しようという姿勢すらない)。
他にも、
1.既に米英の報道機関ですらguerrillaやresistanceと呼ぶようになったイラク国内の抵抗運動を、いまだに「テロ」「テロリスト」呼ばわりしているのが日本のメディアの現状である。これ自体が既に「偏向」している、とあなたは考えないか?
2.日本の外交官2名が殺害された昨年11月末の事件について、その殺害情況をめぐる多くの疑問(何故米軍からの事件に関する報告がちぐはぐで変転したか、何故事件後すぐに被害車両が返還されず3ヶ月も経過したか、2人を殺害した弾丸は事件から4ヶ月たった現在なお何故特定されないか、犯人グループについても全く特定される気配がないのは何故か)を追求しようともせず、ただただ米軍や日本政府の「大本営発表」のみを報道し続けているのが日本の大手メディアの現状である(これら疑問については阿修羅過去ログ参照)。
3.サマワの陸上自衛隊駐屯地に対するロケット弾攻撃(迫撃砲でないのは、砲弾が「火を噴きながら飛んでいった」との目撃証言で明らか)が、それも再三にわたり行われたのであれば、既に「非戦闘地域」への派遣という「イラク特措法」の要件にすら反しているというのに、それについて小泉首相・石破防衛庁長官・福田官房長官をはじめとする政府(首脳)の説明責任を追求する姿勢が日本の大手メディアないのはなぜか?国民にとっても、(とりわけ自衛隊員の家族や関係者にとっては)最大の関心事のはずであるにもかかわらず。
今回の事件について「疑問」を持つなら、同様に上記のような「疑問」や「疑惑」についても追及すべきだ、というのが日本のメディアに対する私の意見だ。上記のような疑問に頬かむりをして、今回の事件にばかり疑問をさしはさむのなら、その背後に意図的なものを感じ取らざるを得ない。