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邦人誘拐、アルカイダ系の仕業か?
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/040409-063824.html
【カイロ8日鈴木眞吉】ヨルダンの首都アンマンからイラクの首都バグダッドに向かう途中の女性一人を含む三人の邦人を誘拐した武装グループは、各種報道を総合すると、イスラム教過激派、殊に国際テロ組織アルカイダ系の組織が絡んでいる可能性が濃厚だ。
犯行グループの名乗った組織名は、「サラヤ・ムジャヒディン」で、それは「イスラム戦士軍団」を意味しており、このグループはアルカイダとの関連が指摘されてきたが、実体は不明。イスラム教過激派組織が好んで付ける組織名であることは間違いない。
誘拐した三人の様子を映し出したビデオテープを、マスコミ関係者に送りつけるというやり方も、アルカイダの常套手段で、今回もカタールの衛星テレビ局アルジャジーラのドーハにある本社と、イラクの首都バグダッドにある同社の支局に届けられている。
一部報道によると、バグダッド支局にはイラク人風の男が現れ、ビデオテープを置いて立ち去ったとのことだが、このやり方がアルカイダの今までの仕方に酷似している。
また、米国を悪とし、それに追随する国家や国民を悪の勢力と見なして脅迫する内容が、アルカイダが今まで予告あるいは警告してきた内容そのものであり、誘拐者を銃や刃物で脅すやり方も、プロのテロリストとして手馴れている。
AP通信が入手した映像には、四人の武装した覆面の男たちが、ナイフや銃剣を人質の胸やのどにまで突きつけているし、韓国のYTNテレビには、武装した男たちが、三人の前髪をつかんで顔を上げさせる場面や、座った姿勢から寝かせる場面なども映し出されたという。
ただ、誘拐犯は、イスラム教シーア派との見方や、親イランのイスラム教過激派との見方もあり、混沌としている。
日本政府はまだ誘拐犯がいかなる組織に所属する者であるのかを含め調査中で、犯行グループとの連絡も取れていないと見られている。
2004/4/9 6:38
鈴木記者のアルカイダ分析(03年11月)
アルカイダ、イラクへの自衛隊派遣に脅し
http://www.worldtimes.co.jp/w/me/news/031117-213123.html
東京でのテロを警告
【カイロ17日鈴木眞吉】ロンドン発行のサウジアラビアの週刊誌アルマジャラとアラビア語紙アルクッズアルアラビは十六日、国際テロ組織アルカイダから、日本がイラクに自衛隊を派遣すれば、東京の中心部にテロ攻撃をする、とのメッセージが届けられたことを明らかにした。
AFP通信など複数の報道を総合すると、アルカイダの指導者と名乗るアブモハメド・アルアブラジ氏がアルマジャラ誌に電子メールを送り、「彼ら(日本人)が自らの経済力を破壊し、神の軍勢に踏みにじられたいと思うなら、(自衛隊を)イラクに派遣すればよい」と述べてイラクへの自衛隊派遣を強くけん制、「われわれの攻撃は東京の心臓部に達するだろう」と脅迫した。
さらに声明では、今月十二日に発生したイラク南部都市ナシリヤ駐留のイタリア軍警察を標的にした爆弾テロと十五日にイスタンブールで発生したユダヤ教礼拝所(シナゴーグ)への攻撃は自分たちによる犯行であると認め、二カ所のユダヤ教礼拝所にはモサド(イスラエルの対外諜報組織)の協力者が五人いたことを確認して攻撃したと主張、テロを正当化した。
アルクッズアルアラビ紙には、アルカイダ傘下組織「アブハフス・アルマスリ旅団」が電子メールを送り、「殉教作戦は米国内外で今後も続く」とし、一部アラブ諸国を含め日本、英国、イタリア、オーストラリアを名指しして、「犯罪者ブッシュ(米大統領)の追従者」と非難、「専制政治の中心部で、死の車による死が続くのを目の当たりにするだろう」と、東京への自動車自爆テロ攻撃もありうることを警告した。
アルカイダとされる声明が日本を名指しして警告するのは、十月にアラブのテレビ局が放送したウサマ・ビンラディン氏の音声テープに次ぐもの。
「アブハフス・アルマスリ旅団」は、八月のバグダッドの国連本部や、十月のバグダッドホテルへの爆弾テロの後にも犯行声明を出しており、アブラジと名乗る男は、サウジアラビアのリヤドで九日に発生した爆弾テロでも犯行声明のメールを同じ週刊誌に送っている。
アルマジャラとアルクッズアルアラビはともにサウジアラビア資本のメディアとされるが、言論の厳しい統制を受けるアラブ諸国を避けて英国で発行されている。アラブ諸国の裏情報や各国政府を批判する記事もあり、知識層や西側を含めたマスコミ関係者の支持を受けている。