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米、各国へ動揺拡大を危ぐ 復興「試練の時」
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004040801005234
【ワシントン8日共同】ブッシュ米政権は8日、イラク邦人人質事件に大きな衝撃を受けている。ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)、国務省、国防総省は情報収集など対応に追われた。犯人グループが人質解放の条件に突きつけている自衛隊のイラク撤退の要求が、部隊を派遣している「有志連合」各国に動揺を与えるのは必至で、米政府関係者は「イラク復興は試練の時を迎えている」と極めて深刻に受け止めている。
国防総省は事件発生を受け、8日朝からローレス副次官補(東アジア・太平洋担当)ら日本、韓国担当者を中心に緊急協議を開催。国務省は事件に関する緊急声明を出す準備をしている。
イラク各地で、さまざまな反米武装勢力の動きが活発化する中、米政府内では「武装勢力が同盟国分断を狙って、標的を米軍以外の他国に広げるのではないか」(米軍筋)との懸念が広がっていた。