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(回答先: えっ!日本人3邦人拘束は、自作自演【ヒミツの大計画】だった!! 投稿者 上浦 日時 2004 年 4 月 08 日 23:29:08)
私もそういう可能性は考えたが、仮にそうだとすれば、尚更賞賛すべき行為なの
ではないかな。危険な任務に就かされている、自衛隊を日本に帰したい一心で、
リスクを省みず起こした行為なら。
また、事実人質として囚われたのだとしても、志が一致していると見るなら、積
極的にイラクと日本の齟齬を埋める機会を設けたことになる。
犯人(?)側は、日本人への愛情や敬意を、そしてアメリカへの反発を、全日本
国民に向けて、積極的にアピールしているのだから。
彼らが自作自演、というより合議の上で決定し然る行動をとったと仮定すると、
少なくとも、自分の意思を伝えるのにそのような手段を用いることは、現地(イ
ラク国内とは限らないかもしれないが)の反米のイスラム教徒と強い信頼関係を
結んでいなければ無理だし、現地の民ないしゲリラが、お互いに利益があると思
わなければ、そんな大芝居を打つ合意に達することもないであろうから。
それに、実際に命の危険を冒しての行為でないとも限らない。実際に失敗したら、
日本に帰れなくなってもいいという覚悟もあるかもしれない。もし、本当にバグ
ダッドに入っているなら、激戦地の只中に入り込んでいることにもなるし、そう
でなくても、日本よりずっと危険な地域に自ら赴いていることは、まぎれもない
であろう。
当然失敗のリスクもあるけれど、彼らの道義心からくる行為を、を我々が責める
ことはできない筈だ。傍らでのほほんと、戦地を対岸の火事として現地の生活者
や戦闘員の気持ちを慮ることすらせず、せいぜい気にしたとしても己の懐具合に
どう響くかを一喜一憂しつつ眺めるが如き性根の者に何をとやかく言えようか。
但し、もし合議(謀議?)の上で決した行動とした場合、ひとつだけ彼らに忠告
したい気持ちはある。
結果的にこれが成功したとしても失敗したとしても、彼らが生きて帰って来られ
た場合は、必ず伝えておきたい。
今度の行動は、現地の人に、日本を含めた世界に自分たちの心を込めたメッセー
ジを伝えるという益があったとしても、日本人3人の思い、自衛隊を撤退させた
いとの思いは、イラク国民自身より、日本人の方が圧倒的に切実に感じていると
いうことは間違いがないと思う。自衛隊の活動は、眉をひそめる者はいるだろう
が、実際に復興支援と言える行為を彼らが誠実に行っている限り、決して米兵の
ように迷惑なだけの存在ではないと言える筈だからだ。
つまり、圧倒的に日本の活動家側にとって切実になっている、つまりは日本人の
利益が優先となっている行為に対する協力を、現地の人が自分の多少の利益と引
き換えに、自分が悪役になってまで引き受けているのだとしたら。
現地の人々に対する恩義は計り知れないものがあることになる。
つまり、彼らは、どんなことをしても、彼らに報いなくてはいけない借りを負っ
たことになるわけだから、それを誠実に意識しなくてはならないということだ。
むろん、もし、本当に彼らが殺されたとしたら、私は経緯がどうだったにせよ、
命を賭けた3人を愚かとは思わないし、小泉とその腹心を絶対に許さない。
もちろん、彼らを殺した現地の武装グループも、多くの自衛隊員やその家族、そ
して日本の真の国益を救おうとしたことになる訳だから、憎むことはできない。
若者を義憤にかられた危険な行動に駆り立て、見殺しにすることを平然とする、
私はあくまでも、小泉やその腹心を軽蔑し、弾劾する。
もちろん、自衛隊を引き上げる決断をしたなら、彼ら3人を心から称えるし、小
泉も少しは見直すだろう。