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(回答先: 日本人三人の身柄拘束 NHKラジオニュース 投稿者 一般人 日時 2004 年 4 月 08 日 20:57:33)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=%8D%A1%88%E4%8BI&dd=20040330&kiji=0022.200403302080
社会
劣化ウラン弾の廃絶を 札幌の市民団体が絵本でアピール 2004/03/30 13:30
札幌市の市民団体「NO 小型核兵器 サッポロ・プロジェクト」が、湾岸戦争やイラク戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の被害をテーマに絵本の作製を進めている。代表で今月立命館慶祥高(江別市)を卒業したばかりのフリーライター今井紀明さん(18)が、四月上旬からイラクの首都バグダッドを訪れ、被害の実態を取材する。
団体は昨年十二月、高校生ライターとして週刊誌や月刊誌に平和、環境問題について書いていた今井さんが、知り合いの編集者や弁護士らに呼び掛けて発足。講演会開催や会報発行を通じて、主に劣化ウラン弾の危険性を訴えている。
絵本の原作と作画は札幌市在住のイラストレーター、工藤元子さんに依頼、現在、絵コンテづくりが進んでいる。戦争で家族を奪われたイラクの少年が見る夢を通じて、平和の大切さや各国の支援の必要性を訴える―そんな内容になる予定だ。
工藤さんは「世界の宝物である子供たちが劣化ウラン弾の危険にさらされている。私たちには微々たる力しかないが、廃絶に向けて協力したい」と話す。
今井さんは、バグダッドで路上生活者らの支援を続けている千歳市出身の高遠菜穂子さん(34)がイラクを再訪するのに合わせて首都に入り、一週間程度滞在する。
現地の病院で劣化ウラン弾が原因とみられる病気と戦う子どもたちの思いに耳を傾け、絵本作製に生かしたい考えだ。
「絵本は親子で一緒に読んで、劣化ウラン弾の悲惨さや残酷さを考えてもらえる内容にしたい」と今井さん。七月ごろの出版を目指し、出版資金のカンパを呼び掛けている。問い合わせはサッポロ・プロジェクト事務局・電話090・3390・6160(日色さん)へ。
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劣化ウラン弾 放射性廃棄物の劣化ウランを用いた弾丸。比重が重く、貫通性に優れる。米軍は1991年の湾岸戦争で初めて使用した。劣化ウラン弾と健康被害との因果関係は国際機関による科学的な調査、研究が不十分で見解は分かれている。だが、イラク国内では放射能汚染が原因とみられる白血病などの患者が増えているとされ、劣化ウラン弾の研究者や人道団体は危険性を指摘し、使用を非難している。
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