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【モスクワ町田幸彦】中央アジア・カザフスタンのアルトインバエフ国防相は7日、国営テレビに対し、イラク中部クートに派遣している地雷・不発弾撤去担当の第2次技術工兵部隊27人を5月に完全撤退させると述べた。国防相は「5月に任務期間が満了する」と述べたが、部隊が駐留するクートでウクライナ兵に死傷者が出るなど治安が悪化したための決定と見られる。スペインも撤兵方針を示しているが、「国連の関与が強まらなければ」との条件付きで、治安悪化の事態を受けての撤退は初めて。
国防相は「5月以降、新たな交代要員は派遣せず、これをもって(イラクへの軍派遣は)完了する」と言明。さらにシーア派反米指導者サドル師支持の民兵がウクライナ軍を攻撃した際、カザフスタン軍部隊に対し、キャンプ内にとどまり、自衛に努めるよう命じたことを明らかにした。カザフスタンは昨年8月にイラクに第1次部隊を派遣、1月に現在駐留する第2次部隊が交代した。
一方、イラク駐留のウクライナ部隊兵士1人が死亡したことを受け、ウクライナ議会は9日にも部隊撤退の是非を審議する。しかし、議会の多数派は部隊撤退に反対しており、撤退を決めるまでには至らない模様だ。
毎日新聞 2004年4月8日 12時10分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040408k0000e030048000c.html