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米軍、モスク「外壁」を空爆と 死者の有無で食い違い
2004.04.08
Web posted at: 12:27 JST
http://cnn.co.jp/world/CNN200404080001.html
- CNN
バグダッド(CNN) イラク駐留米軍海兵隊によると、米軍は反米勢力との衝突が続くバグダッド西のファルージャで7日、モスク(イスラム礼拝所)を空爆した。駐留米軍スポークスマンのキミット准将は、モスク内に立てこもった約40人が米海兵隊への発砲を繰り返していたと説明した。米軍筋は、空爆したはモスクそのものではなく、モスクの外壁だと述べ、空爆によるモスクそのものへの被害はなかったと話している。一方で、目撃者らはモスクそのものが破壊され、中にいた40人が死亡したと主張し、双方の言い分が食い違っている。
キミット准将によると、海兵隊はアブドルアジズ・シャキール・モスクが反米勢力の攻撃拠点となっていると判断し、約6時間の銃撃戦の末、モスク外壁の後ろに隠れている武装勢力をねらって227キロ級の爆弾2基などを投下した。外壁はモスク本殿から数百メートル離れており、「モスクそのものの損傷は認められなかった」と准将は説明した。
米海兵隊の将校はCNNに対し、モスク内にいた40人が死亡したとの目撃情報について、モスク内で遺体はみつからなかったと指摘。空爆から海兵隊がモスク内を捜索するまでの30〜40分の間に、武装勢力が遺体を全て片づけたか、イラク人側に被害があったとすると、空爆によるものではなく、海兵隊の射撃によるものではないかとの見方を示した。
現地のAP記者は、モスクから遺体や負傷者を運び出す車を少なくとも3台見たと伝えている。またモスクの尖塔(せんとう)は砲弾の破片などで傷ついてはいるが、倒壊はしていないという。壁の一部には大きな穴があいているという。
米軍がイラクでモスクを攻撃するのは極めて異例だが、海兵隊将校は、武装勢力がモスクを攻撃拠点として使ったため、宗教施設といえども「合法的な軍事目標となった」と述べた。
イスラム教徒にとって、モスクとは本殿だけでなく敷地全体を意味するため、攻撃したのが「外壁だけ」とする米軍の主張と、イラク人との受け止め方にずれが生じている模様。