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で発見致しました。
23 新ペンタゴンペーパー (現地時間 2004年03月11日 17:29:58発 日本時間
12日 16:25:25受信)
何時間か前に MoveOn からメールが来て、ペンタゴンのインサイドリポートが Salon.com にアップロードされたと言ってきた。タイトルは、The new Pentagon papersです。筆者の Karen Kwiatkowski は、女性です。もと空軍大佐で、MAを2つ、Phd の方は論文を提出していないけどすべてのコースを終了した、ということで、ペンタゴンで北アフリカ担当の政策畑で働いていた。このリポートは、どのようにしてペンタゴンがネオコンに乗っ取られたか、という記事です。
http://www.salon.com/opinion/feature/2004/03/10/osp_moveon/
ただし、これがかつてのペンタゴンペーパーのようにインパクトがあるとは思わない。これまで言われていたことを、内部からリポートしている。彼女は、匿名もふくめて、いろんな記事を書いているらしいので、Googleで調べました。そうしたら、彼女のこれまでの文章、大学テレビ出演ビデオなどのリンクを集めたページがあった。
http://www.lewrockwell.com/kwiatkowski/kwiatkowski-arch.html
上のページの中に
http://www.video.csupomona.edu/streaming/inc/ht_index.html
というページあって、そこに彼女の30分のインタビューがある。これの方が、彼女の書いた文章よりおもしろい。もしDSL以上のスピードでインターネット接続をしていれば、この番組を問題なく見ることができる。文章ではないから、その分、正直に話している。
たとえば、ネオコンの論客たちが、いずれも頭がいい(スマート)けど、けっしてフィジカルではない。(肉体的に頑強ではない)、だけど男中心主義だとも言っていた。戦争を経験したこともなければ、制服(軍)を着たこともない。(もっとも、国防長官は、かつて大学でレスラーであったとのことだけど。)
ネオコンは理想主義で、仲間内の議論だけをする。そして「アメリカのふつうの家庭の人間」とは違うのだ、と何回か言っていた。たとえば私は、家庭をもち十代の子供をもっている、だけどほとんどのネオコンは、子供たちをもっていない。こういう言葉は、彼女の記事の中にはでてこない。
ということで、彼女のインタビューを聞くと、保守主義の分裂と(彼女自身は、自分を保守主義と位置づけているらしい)ネオコンのパーソナリティが分かっておもしろい。制服組からの反乱です。あの人たちは、戦争に参加したこともなく制服を着たこともなければ、フィジカルでもなく、現実ではなくて仲間内で理想をもてあそび、子供もいないのだ、という批判が、東欧系の Kwiatowski とう名字をもつ女性から、保守主義の枠組みからなされたのが、おもしろい。これはあきらかに、文章より、ビデオ録画の方がおもしろいよ。
自衛隊にも、こういう制服組がいるかなあ。それが外に出て、小泉とか福田を批判する、というようなことが起こるか。それも女性が。小泉は家庭を持っていないではないか、と言ってさあ。ふつうの日本の家庭とは違うのだ、というようなかたちで。
「左翼」からの批判でもなく、理想からの批判でもない。男からの批判でもない。ただし、「家庭」からの批判です。制服からの批判です。彼女は、画面で見るとなよなよとした人ではなくて、強そうだ。
http://www.jca.apc.org/beheiren/MuroKen23shinPentagonPaper.htm
http://www.jca.apc.org/beheiren/MuroKenTsusin-Mokuji.htm