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イラク・シーア派と占領軍との衝突拡大、15人死亡
朝日新聞 4月7日
http://www.asahi.com/international/update/0406/013.html
イラク・シーア派と占領軍との衝突拡大、15人死亡
(6日、バグダッドのサドルシティーで、破壊された車の側を歩く住民=AP)
イラク占領統治に反対するイスラム教シーア派の強硬派宗教指導者ムクタダ・サドル師の支持者らと米英など占領軍との衝突は6日、イラク中南部で拡大した。現地からの報道を総合すると、4日から3日間のイラク人死者は100人を超えた。同師は6日、立てこもっていたイラク中部クーファのモスク(イスラム教礼拝所)を出て、近隣のナジャフに移った。声明で改めて米国を非難し、徹底抗戦の姿勢を示している。一方、ラムズフェルド米国防長官は6日、イラクへの米軍増派に柔軟な姿勢を表明した。
イタリア国防省によると、イラク南部ナーシリヤで6日、イタリア軍とサドル師の民兵組織「マフディ軍団」が衝突し、イラク人15人が死亡、イタリア軍兵士12人が負傷した。
ナーシリヤは陸上自衛隊が駐留しているサマワから東へ約100キロ。
AFP通信が伝えた地元保健省関係者の話によると、南東部アマラでは5日夜から6日にかけて英軍とサドル師支持者が衝突。AP通信はイラク人15人が死亡、8人が負傷したと伝えた。
また、AFPが伝えたバグダッド東部サドルシティーの4病院の情報では、4、5両日、米軍との衝突によるイラク人の死者は57人、負傷者は236人に上ったという。駐留米兵3人がバグダッド市内で5、6両日、武装勢力の攻撃を受けて死亡した。
一方、AP通信などによるとサドル師は6日、立てこもっていた中部クーファのモスクから数キロ離れたシーア派聖地ナジャフのモスクへ移った。移動中は同軍団メンバーとみられる武装グループが取り囲んだという。
ナジャフ中心部は、昨年のイラク戦争中に米軍が近づこうとして住民が立ちはだかった場所。今後の占領軍との対決にシーア派全体を巻き込む戦略があると見られる。
同師は6日、米英の暫定占領当局(CPA)が明らかにした逮捕状発行について「恐れていない。私は殉教者になりたい」などと述べ、強い対立姿勢を示した。
各地で拡大する占領軍との衝突については「私の支持者だけでなく一般人による動きだ。シスターニ師を含む聖地ナジャフの宗教指導者らからも支持を得ている」と主張した。
一方、バグダッド西方のファルージャで米民間人が殺され遺体を損傷された事件を受けて、5日夕から掃討作戦を始めている米軍に対し、住民による激しい抵抗が続いている模様だ。AP通信によると、駐留米軍筋は5日にファルージャとラマディを含むアンバル州の戦闘で海兵隊員4人が死亡したと発表した。アラビア語衛星放送アルジャジーラは、武装ヘリによる攻撃などで6日までにラマディ住民5人が死亡したと報じた。 (04/07 01:28)