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(回答先: トルコ:イラク連邦制に苦言 エルドアン首相 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 07 日 02:16:25)
【エルサレム樋口直樹】トルコのエルドアン首相は5日、今月11日の来日を前に毎日新聞の書面インタビューに答え、欧州連合(EU)との加盟交渉開始に向け、EU側から示されていた条件をすべて満たしたと宣言した。その上で首相は、政府の最優先課題として今年12月からの加盟交渉開始を目指していると強調、「我々の努力を見過ごすべきではない」と述べ、EU内に依然として根強い慎重論をけん制した。
エルドアン首相は、EU加盟交渉開始の条件である「コペンハーゲン基準」を満たすため、加盟候補国となった99年以来憲法の3分の1を改正し、人権改善法の成立によってクルド人など少数民族が独自言語を学び、放送することができるようになったことなど「改革の成果」を強調した。
また、EU側が懸念している政府に対する軍部の影響力についても「(軍首脳らが重要問題を審議する事実上の最高意思決定機関である)国家安全保障会議の事務局を協議的なものとし、民主的執行部(政府)の要求に協調させてきた」と説明し、「コペンハーゲン基準との調和を完了した」と言明した。
さらに、ギリシャ系とトルコ系に分断状態が続く南北キプロスの再統合問題に言及。アナン国連事務総長の調停などにより、今月24日に再統合の是非を問う住民投票が予定されているが、首相は事務総長の仲裁を支持する一方で、「トルコは永続的で実行可能な解決を望む。国際社会がギリシャ系キプロスとギリシャに、より建設的な態度を求めることを期待する」と要望した。
エルドアン首相は昨年3月の現職就任以来、初めて日本を訪問する。昨年の「日本におけるトルコ年」による関係緊密化を受け、小泉純一郎首相らと2国間関係の一層の進展やイラク復興などについて意見を交換する。トルコ首相の日本訪問は95年以来9年ぶり。
毎日新聞 2004年4月6日 23時53分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20040407k0000m030128000c.html