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(回答先: ファルージャを米軍包囲 掃討作戦の準備か【共同】 投稿者 どさんこ 日時 2004 年 4 月 05 日 23:27:35)
イラクの反占領デモ相次ぐ、米兵4人が新たに死亡
読売新聞 4月5日
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040405i213.htm
【バグダッド=中津幸久】イスラム教シーア派の反米指導者ムクタダ・サドル師の支持者による反占領デモは5日もイラク各地で繰り広げられ、駐留連合軍との衝突が相次ぎ、米兵4人が新たに死亡した。
英軍管轄下の南部バスラでは、県知事公舎が支持者らに占拠されるなど、事態は緊迫の度を一気に増している。
イラク駐留米軍は5日、米兵4人が新たに死亡したとし、4日以降の米兵の死者数は11人となった。ファルージャ近郊で5日、海兵隊員1人が死亡。4日のバグダッドでの衝突での犠牲者も7人だったのが、さらに1人増えた。また、北部のキルクークとモスルでも1人ずつ死亡した。当初、中部ナジャフ近郊でも1人が死亡したと発表されたが、のちに米兵の死者は出ていないことがわかった。
バスラでは5日早朝、武装したサドル師支持者らが県知事公舎に乱入、占拠した。ロイター通信によると、公舎内部と周辺には支持者約1000人が集結。同師が主宰する週刊紙の発禁解除と、先に逮捕された同師側近の解放を要求し、アブドルラティフ知事(統治評議会メンバー)との間で交渉が続いている。
中部にある「スンニ派三角地帯」のファルージャ一帯でも、米軍とスンニ派武装勢力などが衝突し、死者が出ている模様だ。ファルージャでは3月末、米国人4人が殺害され、遺体を傷つけられる事件があった。米軍は一帯を包囲してヘリなどで攻撃、武装勢力の鎮圧に向けて市内に突入する構えも見せている。これを受け、米軍は、スンニ派三角地帯の主要地域を通過するバグダッド―ヨルダン・アンマン間の幹線道路を閉鎖すると発表した。
4日に激しい衝突が起きた貧しいシーア派住民の集中するバグダッド北東部サドルシティーでは、デモ隊側からも死者22人、負傷者75人が出ていることが確認された。デモ隊は5日も警察署の占拠を試みており、米軍との激しい攻防が続いている。スペイン、エルサルバドル両国軍との衝突が4日に起きた中部のシーア派聖地ナジャフと近隣のクーファでも、デモ隊は5日、主要なモスク(イスラム教礼拝所)を抑え、政府や警察の建物を支配下に置いている。
事態の混迷を受け、イラクを占領統治する連合国暫定当局(CPA)のブレマー行政官は同日、サドル師を「無法者」と強く非難。「彼は合法的権力に代わる別の権力を打ち立てようと試みている。我々は容認することはできない」と述べ、強硬姿勢を示した。
(2004/4/5/21:47 読売新聞 無断転載禁止)