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2004.04.05
Web posted at: 15:54 JST
- CNN
ロンドン(CNN) 世界各地へ急速に浸透する携帯電話が、テロの道具として使われる例が目立ち始めている。マドリードの列車同時爆破テロもその一例だ。専門家によれば、携帯電話を利用した手口を完全に防ぐことは難しいという。
先月11日、マドリードで爆破された列車からは、不発弾と携帯電話の入ったリュックサックが発見された。携帯電話が起爆装置になっていたとみられる。エルサレムのヘブライ大学で02年7月に起きた爆弾テロの実行犯は、携帯電話による遠隔操作で爆発を起こしたとされる。また同年10月、バリ島のディスコで起きた爆弾テロや、昨年8月にジャカルタ中心部の高級ホテルを襲った車両爆弾テロでも、爆弾に携帯電話が取り付けられていた。
ロンドンの情報コンサルタント会社、リスク・アドバイザリー・グループのデビッド・クラリッジ氏は「携帯電話は比較的安く、大量に入手することができる。爆弾に仕込めば、地球の裏側から遠隔操作して爆発を起こすことも可能になる」と指摘する。米連邦捜査局(FBI)も、携帯電話は「比較的小規模な」改造により起爆装置になり得ると警告している。
対策としては、特定の領域で携帯電話の電波を遮断する装置が実用化され、要人の警護などに活用されている。昨年12月、パキスタンのムシャラフ大統領が狙われた暗殺未遂事件では、車に装備された遮断装置が同大統領を救ったと伝えられる。また米国防総省は、戦場で敵の通信を妨害するため、遮断装置の導入を計画している。
ただ、電波妨害の装置を民間人が使用することは、米英など各国の法律で禁止されている。さらに、装置が作動するとテロリストの電波が遮断されるだけでなく、ほかの携帯電話もまったく通じなくなってしまうため、駅やホール、イベント会場など、人の集まる場所で使うには非現実的との指摘もある。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200404050007.html