現在地 HOME > 掲示板 > 戦争50 > 410.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【ワシントン=笹沢教一】米国防総省が、海外展開中の米軍や国防情報局(DIA)などに軍事情報を迅速に伝達させるため、軍事・防諜(ぼうちょう)関係の情報通信網を統合し、高度の機能を備えた「軍用インターネット」を近く整備することが、国防関係者の話で明らかになった。
インターネットの原形は同省の国防高等研究計画局が開発した。しかし、DIAや国家偵察局は、これまで軍事機密や作戦情報の流出を避けるなどの理由で、それぞれが独立したシステムを採用しており、過去の作戦では情報の混乱や対応の遅れが指摘されていた。
軍用インターネットの基盤整備は空軍が担当し、今後4年間かけて内外の基地に高速回線を整備する。ネットの試験運用には陸、海軍、海兵隊、地球空間情報局も加わる。イラク戦争でも、米本土の情報分析機関と前線の地上局、無人偵察機を衛星回線や光ファイバーで結んだテストが行われ、技術情報が収集された。
利用者は世界各地で展開する特殊部隊や前線の指揮官などが想定され、偵察機や軍事衛星からの最新画像をいち早く入手することで、古い情報による誤爆などを避けることができるという。国防関係者は「軍用ネット導入で、海外で展開する米軍に情報を速やかに提供でき、作戦を有利に運ぶことができる」と話している。
(2004/4/3/14:34 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040403it06.htm