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(回答先: ファッルージャのイスラム学者たち、米人遺体の損壊を非難 投稿者 草の根 日時 2004 年 4 月 03 日 09:52:21)
イラク国内でも批判 米国人4人殺害・遺体損壊で
「イスラムの教えに反する」
米軍准将、犯行グループ拘束誓う −−−産経新聞
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03int002.htm
【バグダッド=藤本欣也】イラク中部ファルージャで米国人四人が殺害され遺体が引きずり回された事件は、遺体の損壊を禁じたイスラムの教えに反するとしてイラク国内でも批判の声が上がっている。この事件は治安悪化を世界に印象づけ、五日からバグダッドで開催予定だった国際見本市が延期されるなど復興事業にも影響を及ぼしている。
駐留米軍のキミット准将は一日、「連合軍は一撃を加えるだろう。それは正確かつ圧倒的なものだ」と述べ、犯行グループの拘束を約束した。
現場のファルージャはバグダッドの西方約六十キロに位置し人口約五十万人。フセイン元大統領の支持者が多く、治安が特に悪い「スンニ派三角地帯」の一角を占める。
現場からの報道を総合すると、三月三十一日午前、市内の大通りを走行中の車両二台が突然銃撃された。同時に付近の食堂や売店などから住民十数人が集まり、車に放火。米国人を引きずり出し、シャベルなどで殴打したり切り刻んだりした。さらに車で遺体を引きずり回し、橋からぶら下げるなど、一九九三年にソマリアで米兵の遺体が引きずり回された悪夢を米国民に想起させた。
四人は米民間の警備会社勤務。特殊部隊などの経験をもつ元軍人で、ファルージャ付近の食料輸送の警備を請け負っていたという。ロイター通信は、「四人は中央情報局(CIA)要員だった」との住民の発言を引用し、犯行が偶発的ではなく計画的なものだった可能性を指摘している。
また、テロ攻撃が激化したのは、三月に駐留部隊が米陸軍第八十二空挺(くうてい)師団から海兵隊に代わり、それまで進駐することがなかった市中心部で反米勢力の取り締まりを厳しくしてからという。
一方、フランス通信(AFP)によると、市内ではイスラム原理主義組織「ハマス」の精神的指導者ヤシン師暗殺に対する報復とする「犯行声明文」が出回っている。正体不明のグループ名によるもので真偽は不明だ。
イラク人の暫定統治機関、統治評議会のスマイディ評議員(スンニ派)は「一九五八年に国王一家が殺害されたときも遺体が損壊され、イラク人は恥ずかしい思いをした。今回も同様に記憶されるだろう」と批判した。